かわいそうだった C王 | 会計ねこ子の感想ブログ

(またこれは、イニシャルで書こうと思います)

 

E女王は「リリベット」、その父は「バーティー」

と親しい家族から愛称で呼ばれていたけれど、

 

C王にも、W、H王子にも親しい呼び名はなかったみたい。

(知らないだけかもしれないけど)

 

E女王は、すべての女性リーダーに道を開いてくれた。

けれど、その代わりにか、家庭の方針は夫に逆らわなかったという。

 

あの、エピソード。

「あなたの妻よ」という。

永井路子さんでさえ、その話は微笑ましい、好きだといっていた。

 

……。

 

C王の父は、Cを厳しい寄宿舎の学校に入れた。

C王は毎日殴られ、水をかけられるような「いじめ」※に遭っていて、

「帰りたい」と手紙を書いても無視されていた、と伝記には書かれている。

 

今でも、C王は子どもの頃のテディイベアを大切にしているというが、

それは、変人だからではないのだ。

 

さみしさ。

 

それは、乳母さんや、家庭教師やらがいるのだから、

それでもましなのかもしれないけど。

 

そういう子供の頃のさみしさは、

大人になったからと言って消えるわけではない、ということ。

 

 

※「いじめ」という言葉の響きは、いまでも誤解を受けますが、「暴行」なのです。

  犯罪であることをいろいろな人に知ってほしい、と思います。