大げさに言うと、「『印刷』が今終わろうとしている」、そんな気さえした本です。
そしてまた、その内容にも心が震えたのです。
Eちゃんはいつも
「お金がない。夫からは暴力を振るわれている」
と言っていて。
でも、お父さんからお金をもらってたり、大きな農家なんで実家から野菜や米をもらうの当たり前で。出たばっかりのDSを子ども3人と夫の分4台買っていたり。
みなEちゃんに同情的なのに、私にはなんかウソに思えて。
ねたみがあるからか。と思いながら。
結局、Eちゃんは、離婚してしまうのです。そして、夫の後輩とさっさと結婚してしまうのです。
3人の子供を連れて。
すぐに、4人目の子供が生まれて。
ひどい夫と別れられてよかった。
みんなやさしいからそう言っているけど、計算がちょっと…。
(まあ、私の計算はあてにはなりません)
けれど、ひどいのはEちゃんではないのかな。
Eちゃんのことを思い出しています。
「賢女の極意」(文藝春秋社)は、1988年から2008年までの林真理子氏の著作から、その「格言」を大きく1ページに掲げてある本。
疲れた私でも読める。なんとなく、身にしみる。
「女友だちは やっぱり 美人を選ぶべきである。」と。
「女というものは、 15歳の時を どう生きたかで、 その後の人生がすべて決まってしまう。」と。
そんなことはないと思うけど、そうかもしれないとも思うようになりました。