真壁のイノシシの旗2 | ゆうゆうねこの感想ブログ

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真壁城本丸跡は、本当に気持ちのいいところでした。

(体育館ができていますけれども)

 

そしてここは、また戦国時代が終わりを告げた場所の1つです。

 

平安末期から400年続いたという真壁氏が、佐竹氏の秋田移封に伴ってここを立ち去らなければならばなかった時、そこにはどんなドラマがあったのでしょうか。

 

「俺は行かねえよ」と言って(こんな言葉遣いかは分かりませんが)真壁に残った梶原政景さまの義兄、氏幹さまはその後どう生きていったのでしょうか。

 

その後の領主、浅野氏は、ちゃんと氏幹さまに敬意を払ったでしょうか。やむを得ず、真壁に残らざるを得ない家臣たちも氏幹さまが残ることで内心どれだけ安堵したことでしょう。

氏幹さまの存在は、心の支えとなったことでしょう。

(そして氏幹さまは、そんな心のわかるナイスな大将だったのではないでしょうか)

 

そして、静かに戦国時代は終わっていきました。

 

冬の秋田の角館に行ったことがあります。解体新書の絵を描いた人が秋田藩の人だそうで、武家屋敷が角館に残っていました。真壁氏はそこで秋田藩士として続いていくのです。

 

ですが、イノシシの旗に象徴されるような、「真壁イズム」のようなものは、今でも真壁の街に、茨城に残っていないでしょうか。

 

「何かしたら、ただでは済まない」というような、そんな雰囲気をあのイノシシの旗からは感じます。龍でもなく麒麟でもなく、イノシシという所がすごく大好きです。その集団の性格を表しているような気がします。

 

今でも「ヤンキー県」と言われている茨城県ですが、犯罪の匂いは意外と感じられないのです。熱くそしてまじめな人が多い印象です。

正義。正義まっしぐら。そんな感じがするのは私だけでしょうか。