沖雅也さんの 公表されている遺書を拝見すると そこからは尋常では無い苦悩を感じるのです
養父となったH氏あてに
「あなた様のこの一五年の心苦 いかばかりかさっするにあ まりあります」とありますが
出会ってからの一五年間 H氏が苦しんでいたと どうして沖さんは思ったのでしょう
苦しんできたのは 沖さん自身ではなかったでしょうか
マネージャーの夫に 財布のひもを握られ 一日5回のステージを週7日ぶっ通しでやらされていたビリーホリデイのように
何億も稼いでいたのに 一か月の給料が10万円だった 326のように
それでも 怒りはH氏には向かわなかったのです
疲労と病から 正常な思考能力が低下していただけでなく 心底 情がある人だったのでしょう
かわりに 私たちがH氏にもっと怒ってもいいと思うのです いけないでしょうか
沖さんの死は 自死ではなく 生命を燃焼し尽くした上での死=寿命だったと思いたいのですが どうでしょうか