フランス王フィリップ4世の娘イザベルがイングランドに嫁いだことによって 王位継承権があるとして
それからずーっと イングランド王は「フランス王」を名乗り続けていたのです
「グレートブリテン、フランスおよびアイルランド王」という称号です
もちろん フランス本国では ヴァロワ朝のフィリップ6世が即位していたのにです
これと同じようなことが 日本の古代にも起こっていたと考えるのは 考えすぎでしょうか
大物主=大国主(国つ神)の娘を皇后とした神武天皇
「淡海の国」あるいは「越の国」の五世王(←皇位の継承権はないと考え得る)で 前天皇の娘手白髪皇女を皇后とした継体天皇
とかね
フランスの場合 「ジャンヌダルク」が現れて フランスのイングランド化は避けられたのですが 大陸への影響をほとんど失っても イングランド王は「フランス王」を名乗り続けたのです 1801年までも!
イングランド側の歴史書だけを見て 「フランス王が誰か」を決めることは愚かしいことです
でも その愚かしいことが 日本ではまかり通っていると言えないでしょうか