個人病院と経営について考えるとき あの事件のことがねこ子の頭をよぎります
「富士見産婦人科病院事件」
これは よくドラマなどにある医療ミス事件ではないのです
「不必要な手術をして 健康な子宮や卵巣を奪ってしまった」 この事件は 医者の診療行為の違法を立証することが 当時どれだけ困難だったかを教えてくれますが
この事件は「間違えて犯した医療ミス」などではなく ひどい「営業」の話なのです
この事件の事実関係は明らかになっていると言わざるを得ませんが 立証が困難であったがゆえに 「ねつ造だった」と今でも主張する医者もいます
「すりかえとごまかし」そのものとしか思えませんが… なぜひどい営業をする同業者に怒りを持たないのでしょうか
もしかすると 医者の世界とは 医者であるというだけで「すりかえとごまかし」が許される(と思っている)特別な(異常な)世界なのですか?
そこに 「信義」の上に成り立つ清浄な「商取引」があるとは思えません 本当の「商業」とは 「医業」と同じく神聖なものなのです