13回目のブログです。
88歳の札幌から来院された方の話の続きです。

腎臓でひと月半ほど入院された後のことでした。
「脚の浮腫みはとれたんだけど、脚、腰がふらふらして歩くのが辛いらしいんだけど、治療しに連れて行きたい。」と息子さんから電話頂いたのですが、「それは筋肉が落ちたせいで、しばらく日常生活しているうちに自然にもとの状態に戻ってきますよ。ただ、年齢が年齢なんで筋肉がついてくるのが遅いから、入院していた日数の3倍以上かかると思いますよ。治療するより少しずつ運動していくといいと思いますよ。」と私は言いました。

脚の筋肉をつけるんだったら、無理して歩くよりも自転車漕ぎの機械使って、最初は軽く時間も短くして、少しずつ重く長くしていく方が膝にも腰にも無理かからないで筋肉付いてきますよ。と付け加えて言いました。

わざわざ札幌から連れて来られるのも大変だろうと思いましたし、特別痛みがある訳でもないらしいので、そう言いました。

それから半年くらいして、娘さんが来院された際に、「お母さんどうしてました?」と聞くと、「自分で体操したり、自転車漕ぎの機械をホームセンターで買って毎日自転車漕いで、家の近くだけ少しずつ歩けるようになり、デパートも行ってるみたいだよ。またスナック行ってカラオケもしてるみたい。」と答えれ、さらに、「この間、数えで90歳のお祝いしたんだけど、私より食べてた気がしたよ。元気だわ。」
と言われました。


この方は、元気になるため、歩けるようになるため、必死に頑張ったんだなぁと思いました。気持ちの強さも大事です。

たまに、年配の方が一週間位検査入院してからフラフラする、と言って来院される事があります。たった一週間でも脚腰の筋肉が落ちます。それによってフラフラしたり、脚腰に力が入らなくなったりしまうのです。自然に回復するのに結構時間がかかります。その旨を説明してあげて、何週間後にすっかり元に戻ったと報告してくれた方も何人かいました。

年配の方々に注意して欲しいのですが、運動することはいい事ですが、し過ぎは禁物です。次の日に筋肉痛にならない程度で少しずつ増やすようにすることです。運動して汗をサッとかくくらいでいいと思います。
汗をかくことによって、新陳代謝も活発になりますが、ストレス症状の回復にも繋がります。


次回は同じ市に住んでおられる方で、当時83歳で現在は86か87歳の方の話をします。