秋なのに妙にあったかかったり、でも来週から冷えるらしい・・・
冬はつらい。。。銭にゃんこ原井です
![札束](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/335.png)
それが
固定資産を自家建設する場合に、その資金として借り入れをしていた場合です!
①固定資産の自家建設
小売業やサービス業ではなかなか考えられないことですが、建設業・建築業であれば自己使用目的の固定資産(建物・備品など)を自分で製作することもありえるでしょう
この自家建設の場合は「販売価格」という具体的な数字がありません(だって自分でつくったんだもん)
でも材料費や消耗品はそれなりにかかってるはずですよね
ですのでこの場合は企業会計審議会の「原価計算基準」に基づいて計算した金額を固定資産の取得原価とすることになります
②借入金の支払利息
ですが、この自家建設の為の資金を金融機関から借り入れていた場合はどうなるでしょう
借り入れをしたら利息の支払いが必ず起きますね
この固定資産が自家建設中であろうと、完成後であろうとずっと利息の支払いは続きます
自家建設中であろうと、完成後であろうとです。
完成していないうちは収益が見込めるはずもありません。
費用収益対応の原則のことを考えると、収益が見込めない稼働前に支払う利息を損益計算書に載せてよいものなのでしょうか…
でも、利息は利息じゃん…!
う~む…。
ということで、国の政策的な配慮として、
その固定資産の稼働前の期間に係る利息は、固定資産の取得原価に参入することができる
という容認処理があります
つまり、算式としては、
取得原価=原価計算基準により計算した製造原価 + 稼働前の借入金利息
となるわけです
ただ、この処理はあくまで容認処理で、「することができる」なので、原則処理としてはやはり損益計算書の営業外費用にあてることになります
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銭にゃんこ原井祐貴