850年の時を経て…(令和6年4月10日) | 銭函浄土寺のブログ

850年の時を経て…(令和6年4月10日)

浄土宗開宗850年慶讃北海道地区法要が4月10日に勤まる総本山知院へ向けて、先日の4月9日当山からは7名の檀信徒が参加し、朝6時過ぎにバスにて出発。ちなみに団体参拝を計画した小樽組としては49名の申込です。

 

私(副住職)は法務の都合があり、お昼頃の便で新千歳から京都へ向かいました。

 

この日は大本山金戒光明寺にほど近いホテル平安の森京都に宿泊。私も17時頃になりましたが、ホテル着。団参の皆さんは、金戒光明寺も参拝され、お台下の御垂示、諸堂参拝をさ

れたようで、団参ならではの有難い参拝であったようです(^^)

 

夜はホテルにて懇親会で盛り上がり、旅行の無事を祈りつつ、第1日目を楽しまれたようです。

昨日の9日は荒天で千歳では雪もちらつく寒い1日で、風も強風で飛行機もかなりの揺れでした(^^;

翌10日は雲一つない晴天!

これは平安神宮近くのものですが、桜の木々もあいまって、非常に素晴らしい風景を収めることが出来ました(^^)

8時過ぎには知恩院に到着し、集合写真、団参法話、諸堂参拝等をされ、檀信徒の皆さんは慶讃法要に。

私たち僧侶は法要に随喜する為に、お檀家さんとは別れて、準備に入りました。

 

北海道からは300名を超える団参、僧侶は90くらいでしょうか。

堂内は満堂の中、荘厳な雰囲気の中、開宗850年の慶讃法要に参れたことが何より有難いことでした。

 

が…

実は本当は親子でさらに2名の申込みがありましたが、1週間前に御母様が急逝し、この度の団参がキャンセルとなりましたので、その方の分までお参り、お念仏をお称えさせていただきました。

 

このお方は、一番早く申込みをされていた方で、今回の団参を非常に楽しみにされていました。それだけに、とても残念なことでございましたが、今度の中陰のお参りの時に無事に勤め終ったことをご報告したいと思います。南無阿弥陀佛

 

私は法務の都合により、法要後、帰路に着きましたが、団参旅行はもう2泊ということで、様々な思い出を作っていただきながら、無事にそれぞれのお宅に着かれますように祈っています。

開宗の話はまた別の機会にさせていただきますが、850年という時を経て、脈々とお念仏のみ教えがつながっていることは極めて尊いことで、私としても生涯かけて伝えてまいりたいと思います。

 

帰りは神戸空港から新千歳へと帰って参りました。というのも、神戸空港はスカイマークが就航しており、お安いのです(^^;

これは三宮から出ているポートライナーから撮った写真です。お天気良かったので明石海峡大橋を望むことが出来ました。

 

行きとは違い、帰りはほぼ揺れることがなかった快適なフライト、お寺に戻りましたのが22時頃。

 

やはり、お寺に戻ってきますとホッとしますね(^^)

 

ということで、駆け足でお伝えさせていただきましたが、開宗850年の機縁にあたり、ご縁のある皆様には今一度、お念仏を口に称えることを大切にしていただけましたら有難いことでございます。

 

南無阿弥陀佛 合掌