雪の量は帳尻合うけど、かつてのお寺の名残は…(令和6年3月6日) | 銭函浄土寺のブログ

雪の量は帳尻合うけど、かつてのお寺の名残は…(令和6年3月6日)

皆様おばんでございます。

早いもので3月に入りました。

お寺では…と言いますか、副住職一人で春のお彼岸の発送と郵送料を抑えるため、4月末の法然上人御忌法要案内も同封し発送し終えました。

 

コロナ禍が大きな契機となってしまいましたが、
月参りの減少、一人(僧侶)葬儀が増え、色々と将来に向けてお寺の維持を抜本的に変えて行かざるを得ない時期に入りましたね。

 

葬儀は本来、3人、もしくは5人で儀式を勤めておりました(最低でも2人)が、昨今は家族葬なる葬儀が増えて、それに伴い僧侶一人、導師一人で種々の作法を勤めなければならないものになりました。

 

これは施主の要望になるべく応える為に、過去には無かったけれども、試行錯誤、悩み悩みつつ、独りで儀式を勤めているものであります。なので、どれが正解か分かりませんが精一杯勤めさせていただいております。

 

同時に月参りも特に冬季は以前から減少傾向でありましたが、今年は特に当山の僧侶3人態勢を維持出来ぬ状態であります。

 

これは次期住職が変革してゆかねばならない喫緊の問題で、次世代へ繋いでゆく為にも大事なことです。

さて、導入が重い話でしたので、今冬は雪の話に(^^;

↑とある月参りの一枚です。コインパーキングから5分程歩く月参りの様子です。大変のように思いますが、わずか5分程度です。昔、先代祖父の頃は、腰までも埋まりながら徒歩で数キロの月参りを回っていたようです。

 

それを考えると今は恵まれていますね。そして、月参りではご命日の回向はもちろんのこと、参りを終えて後、様々なお話やご相談、長い時には1時間超滞在して、普段出来ぬお話をして、癒しのお時間(私が(^^;)を過ごさせていただきます。

 

月参りは仏様(亡きお方)を通じてお寺とお檀家様をつなぐ、大きな接点であり、続けてゆくことこそ、次世に繋がるご縁になりますし、今を励む力となるのです。月参りが出来ない環境にある方は、「南無阿弥陀仏」のお念仏をいつでも・どこでも・どんな時でも申してゆく生活が何より肝心です。

 

話が少し逸れてしまいましたが、今冬の雪は降り始めが遅かったものの、1月~2月に大雪が何度かあったおかげで3月に入っても境内は雪山に囲まれて、結局は帳尻が合ってくるんだと💦

 

小樽の積雪深は90cm程、降雪量は450㎝超ということでほぼ例年に近い雪の量となりました。


もう少しで雪解けの季節。

そろそろ重い腰を上げて行きますか~!

いろんな意味で(^^;

 

ではまた!

 

合掌