前記の続きになります。


先ず、伯父は残される伯母に


家業(大農家)のこれからの運営の事を


こーやって欲しいと伝えてくれと言いました。


その次に、伯母が暫く落ち込むかも知れないが、


俺は心配していないし、何も心配する事はない


と伝えてくれと。



そして、伯母から見て姉妹(母達)に


暫く申し訳ないけど伯母を支えてくれと伝えてと。


そして、ぜんちゃん伝言を宜しくね。


とおっしゃいました。




ここまで伯父の霊魂の話を聴いたのち


私は伯父に車を走らせながら問いかけました。





『伯父もう少し頑張れるかな?未だ早いと思うんだ。


強制は出来ないけど、もし未だ持ち堪えられるなら


私のエネルギーを送りたいのだけど…』と。




すると伯父は、一呼吸置いて穏やかに、


『いや、もう良いが。俺は、逝く(肉体から離れる)。


只、ここ何日かの会話と後を宜しく。』



そー言うと、伯父の霊魂の声は一旦、止みました。





すかさずその時間を見過ごさない様に


伯父の声が途切れた直ぐに時計を見ると、



19時2分を表示していました。





その翌日、この19時2分に未だ病室に居た


伯母や伯父の親族から聴いた話ですが、


私が病室に訪れた時には、


未だ伯父は意識不明の中で、


体は痙攣を起こしていたのですが、


丁度この時間帯から、痙攣が治まったそうです。




この時には未だ、


私の霊障体質の事は伯母にも話しておらず、


伯父との会話の一部始終を伝えたのは、


伯父が肉体から離脱した、翌日の夜でした。




続く