続きです。


宴は進んで参りまして、ある程度お腹も満たし

お酒も気持ち良く入られた頃に、

1号店から2号店に移動しました。


A先輩が席を離れた隙に、

B先輩と、プレゼントをどのタイミングで渡すかと打合せ。


B先輩が泣かす唄を歌うから、

お主は俺が歌っている間に、

花を途中で渡すべし。


という事で、唄を選曲し音楽がスタートすると

A先輩が間もなく席に戻ってこられました。


よしっ!

この調子なら、計画は巧くいきそうだー。


とドキドキ、ワクワクしながら平常を装い、

曲の途中で、トイレに行く様に席を立ちました。


先発、隠して置いた、

お花のあるカウンターの中に入り

気付かれない様に、花束を持って

シャガミながら移動を行い

カウンターのドアの後ろでスタンバイ。


そして、

曲がサビに差し掛かると同時に、

B先輩が用意して下さった大きな花束を、


ニッコ、ニッコしながら持って登場した瞬間、

A先輩は、

キョトンとした表情と同時に、


『ドバーーーーっ!!』





思っていた以上の、


感激の涙を流して下さり


二人共、イジワルーーっ!


と言って

暫く泣いておられました。



わーい、わーい!!


大成功ーだよーーっ!



仕掛けた側は、もう、嬉しいの何の(笑)


と同時に、もらい泣き、頂きました。


続く