ありのままのタイトルをつけた。(喫煙者じゃないけどね。喫煙者と一緒にいるとふかすくらいだけどね)


このタイトルは笑いをとった時。舞台上で照明に照らされてピカピカしているサンパチの前に立ち、たった2分間で芸を披露する。そのたった2分間のためだけに長い時間をかけて準備をする。


吐きそうなくらい緊張する舞台。2分という限られた時間の中でただただ自分の信じているお笑いをするだけ。それが正解なのか、不正解なのかは始まるまで分からない。


これ、本当に面白いのか?本当にこれでいっていいのか?

夜中にすき家の駐車場でネタ合わせをしている時何回そんなことを考えただろう。

それでも自分らの面白さを信じて本気で馬鹿なことをやる。誰か1人が笑ってくれればそれで成功。


ボクは昨日、M-1グランプリ地方予選に出てきた。高校時代にコンビを組んでいた先輩とコンビを再結成して2年ぶりに漫才をした。大学生のボクと違い、社会人な相方は最初、快く返事をしてくれなかったが、終わったら焼肉を奢ると言ったらすんなり着いてきてくれた。


21時半にバイトが終わり、その後相方を迎えに行き、すき家で牛丼を食べたあと駐車場でネタ合わせをする。そんな日々を繰り返しながら迎えた本番。今年にかけていた。


緊張をほぐすためといい、集合時間30分前にパチンコを打ち出し、3回転で当てる相方。その様子をタマシイレボリューションを聴きながら見守るボク。


集合時間になり、会場へ行く。

控え室では周りのコンビが一生懸命ネタ合わせをしている中、ボクらは互いに向き合って変顔の練習。そういうネタをやったのだからこれがボクらのネタ合わせ。

 

コンビ名を呼ばれ、スタンバイ。舞台袖では小声でセリフのみでネタ合わせ。相方とグータッチをし、サンパチの前へ走ってく。


「どうもー!」


正直、そこから記憶が無い。ただ、今までにないくらいウケていたと思う。過信かもしれないし美化したいだけかもしれない。それでもウケていて、その2分間はパチンコより脳汁が出て酒飲んでいる時より楽しくてタバコ吸ってる時より気持ちがよかった。




だから悔しい!!!










あーだっさい。自分のネタに過信しすぎ。

わざわざ書かなくていいのにこういうの書くからダメなんだろうな。


悔しさ背負って来年に向けて面白いネタ考えます。


したっ。