何を議論して何をどう決めたのか相変わらず根拠や議論が不透明な諮問委員会


3%超えでも先進国では恥ずかしいくらいの低額のまま、未だに1000円に届かない


この国のお金の価値と働く価値はどうなっているんだろう


たかが給料なんて言える人は例外

お金の話しばかりじゃ、せちがらい

でもお金は一生ついて回るリアル中のリアル

子供の頃お年玉、お小遣いをもらったりでお金を目の当たりにするけど、まともに意識するのは就職して自分で稼ぐようになってから

それでもお金の知識や知恵を身につける機会はそうはないのが普通だ

経済的自立をすることで倹約、無駄遣いは経験できるけど、お金の特に使い方の知識は難しい


僕自身この歳になって思うことが多い


働いているときは頑張る、そんなこと考える時間も余裕もなかった


話は変わるけど、きっかけは米国の年金をもらうようになったことだった

20年ほど前か、米国駐在で合計5年ぐらいアメリカで働き、その間米国年金の掛け金を支払ってきた

当時は普通のことらしく日本の年金料と重なって払っていた


僕の生まれた年での受給可能年齢が66歳、早速手続きを行った


米国年金は日本国内の年金事務所経由で請求手続きができる


駐在を経験する外資系保険会社へ転職する前、3年間ほど日本の会社で働いていた


その厚生年金は既に受け取っているのだが、金額は微々たる額、米国年金もそれくらいかなとタカをくくってた


驚いたのは日本の年金手続きと比較できないくらいに簡単簡便、ソーシャルセキュリティナンバーがあるからか


提出書類は米国社会保険の写しと申請書くらい


あっという間に在日米国領事館からの確認書が届いた


そして書かれた受給額に自分の目を疑った

その金額は年額でなく月額だった


受給する日本の銀行口座に毎月振り込まれる金額


米国で働いたのはたかだか5年なのに、、

よくよく考えてみた


この20年間のアメリカと日本の経済成長率の差だったと思った


殆どゼロ成長の日本は年金だって伸びていない

一方アメリカの経済成長はリーマンショックを経ても桁違いで成長してきた


つまり投資の差が歴然ってこと

国としてお金の使い方の差と行ってもいいかもしれない

国も企業も個人も貯めこむことはできても賢い使い方や投資は稚拙

有り体に言えば金融リテラシーの差

銀行や生保のすすめるまま投資信託、変額保険を契約してしまうのは愚の骨頂の例

戦後の経済成長の成功体験以降、僕らはどこで道を間違えたのだろうか


2022/7/29 

日没の頃、東京湾に浮かぶ積雲がオレンジに輝いた