幸せそうに見える人には、共通した「意識の癖」があるんですよね。
それは、いつも前向きだからとか、嫌なことが起きないからでもありません。
そんな人生は無いですからね。
もっと穏やかで、目立たない心の癖です。
それは、何かを選ぶとき、何かをやろうとする時、他人の期待よりも、自分の違和感を大事にしているということです。
違和感て感じられない、無視してしまう時期が私はありましたからね……
あなたはこれまで、家族のため、職場のため、周りの空気のために、たくさん我慢してきたかもしれません。
「嫌だけど友達だから……」
「ここで断ったら、嫌われる」
そうやって、自分の気持ちを後回しにしてきた人ほど、同じところ、同じ人から離れず、同じことを繰り返す。
心の仕組みとして、人は「慣れた役割」を無意識に繰り返すからです。
優しくて気遣いができる人ほど
「相手を優先する自分」が安心できる状態になってしまう。
だから、同じ場面、同じ関係、同じ疲れ方を、何度も体験する。
ここで大切なのは、「じゃあ自己中心的になろう」という話ではありませんからね。
たまに勘違いされる方もいます。
本当に幸せな人は、自分の違和感を大事にしながら、同時に他人への気遣いもできる人です。
たとえば、引き受ける前に一瞬立ち止まる。
「これは本当に私がやりたいことだろうか」
「胸の奥が少し重くなっていないだろうか」
その小さな感覚を無視しない。
無視し続けるから、心は後から大きな疲れとして知らせてくるのです。
「感謝すればうまくいく」「波動を上げれば現実が変わる」と言わたりもしますが。
でも本質は、そんな特別なことではないんですよね。
感じ取る力を取り戻すこと。
これこそが、霊性であり、人としての健やかさです。
自分の違和感に気づくと、選び方が変わります。
すると、人間関係の形も、少しずつ変わっていきますよ。
無理に離れなくてもいいし
無理に合わせなくてもいい。
自然と、疲れにくい距離感に落ち着いていくのです。
今までずっと顔色を気遣ってきたとしたら。
だからこそ、これからは一つだけ自分に問いかけてみてください。
「私は今、誰の期待を優先しようとしているのだろう?」
この問いが持てるようになった時、もうあなたは自分を責める場所にはいません。
自分が悪いと思ってるなら、それも違う。
ただ、自分の感覚を後回しにする癖があっただけです。
それに気づいたら。
今から、生き方は変わっていきますよ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。


