善悪のふたつ、総じてもつて存知せざるなり。
〜親鸞聖人〜

親鸞は善悪なんて分からないと言ってるわけだけど。

善悪はめちゃくちゃ難しい。

禅の立場から言ってもジャッジしないといいますからね。

人っていうのは自己犠牲的で、かつ人として素晴らしい!と言われるものを「善」として。

自己中で暴力的なものを「悪」としてとらえる。

この悪についてでだけど。

最近の研究では「共感性の欠如」と言われてたりする。

みなさんの周りにもいませんか?

「この人ひどいな〜」なんて思える人……いませんでしょうか?

僕のまわりには1.2.3.4.5とお局レンジャーが……

あ、話しが長くなるから止めておきます。(´;ω;`)

まぁ、でも善悪なんて曖昧で非常に難しいのですよ。

例えば「功利主義」の考え方で言えば、良い行いをするためなら手段は選ばない。

嘘も必要な嘘ってあるよね!と言われたりもする。
嘘も方便とか、まさにそれ。

良い行いをするためなら、嘘ついても良いよね!ということになってしまいます。

嘘はダメって昔から、おばあちゃんに言われてきた僕としては、嘘ついたらお尻をペンペンされ……

とにかく!目的の為なら善悪関係なく、達成する為なら手段は選ばないというわけ。

例えば、めちゃくちゃ多くの人を助けた!みんなが感謝するような行ないをした!

でも、法律を犯し悪いことをして、その感謝される行ないが達成された時、それは善か悪かどっちになるのか?

同じ法律を犯し悪いことをしてまった人がいたとして。

二人を善悪判断した時に、良い行ないをした人の方が支持者は多いでしょうね。

哲学者のジェレミー・ベンサムは「最大多数の最大幸福をもたらす行為が正しい」と言っていて、功利主義生みの親らしいですね。

脳科学の観点から見れば、前に書いたように、悪い行ないをする人は「共感性の欠如」が原因と言われてたりもするし。

最近の研究では赤ちゃんも共感性があると分かっています。

心理学者のマーヤン・ダビド博士によると。

苦しんでいる人を見た時の赤ちゃんの行動などを観察、調査、分析すると。
6ヶ月未満でも共感するらしいです。

でも、共感性がない人もいるわけで。

冷酷で共感性がない人ほど問題行動を起こしやすいという結果も出ていたり。

双子の研究なんかでは「親からの遺伝子が影響している!」なんて言われるけど。

犯罪を犯す親を離れ、里親の元で、愛情深い家庭で育つと冷酷さを示さなくなる確率が高いという結果が5調査して分かっていたりします。

こんなことを書いていると、本当に分からなくなりますね。

例えば、悪いことした人を

「お前は悪いことをしたんだから、死刑だ!理由なんか関係ない!死刑でいい」というのを見たことがありますが。
これは、暴力にはならないのか?

身近で言えば。
あいつ気に入らないな、嫌がらせしてやろ!って、影で嫌がらせをしている。
たまに、こんな人いるじゃないですか、これは暴力にはいらないのか。

命を脅かす、または直接的に危害を加えてくる者から家族を守るために、相手を傷つけ、怪我をさせた。

守るために法律を犯した、これは良いのか、悪いのか。

モルモットを実験に使い、人間のために動物を殺すのは良いのか悪いのか。

虫の遺伝子研究では、虫をすり潰したりするらしいが。

「虫なら何も感じない」

みんな何とも思わないから、良いのか。

人間ではやらない事を、人間以外でやるのが良いのか悪いのか。

親鸞聖人の言う「善悪のふたつ、総じてもつて存知せざるなり。」というのは、まさにその通りなのです。

善悪なんて分からないのです。

だから、どんな人にも善悪判断するな!という意味じゃないですよ。

人が幸せに生きていくには、倫理、道徳がなければ。
とんでもない事になるので、判断してもいいし、良い悪いも必要です。

悪い言葉は使わない方がいいと言われていますが。

時には自分を傷つける、嫌がらせしてくる人がいたら「ふざけんな!バッキャロー!」と夕日に叫んでもいいのです。

悪い言葉も使ってもいいし。

まぁ、ただ、善悪って難しいよね!
という話しでした。

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以上で終わりにいたします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では!またね〜(。・ω・)ノ゙