人生には唄をうたう日がある。唄っていうのは言葉だけが唄じゃない。「今日も良い一日にするんだ!」と心の中で言葉にならない唄を歌う日もある。そうやって奮い立たせて、家を出る日もある。でも夜悔しくて、悲しくて。1人で泣きながら、自分で自分を奮い立たせる為に唄う日もある。人知れず朝と夜に同じ唄を唄う孤独。子供の頃からなら。数え切れないほど、そんな日もあるでしょう。歓びと悲しみは当たり前にやってくる。だから備える、自分を守るために。自分を守る為に心で唄ううたがある。