【人生には時に様々な風が吹く。でもどんな風が吹いても動じない】
「八風吹不動 はっぷうふけどもどうぜず」という禅語があります。
人生とは利 り、衰 すい、毀 き、誉 よ、称 しょう、譏 き、苦 く、楽 らく、八つの風の中を生きていると言われます。
利 り、順調
衰 すい、思い通りにならない
毀 き、他人を悪く言う
誉 よ、褒める
称 しょう、讃える
譏 き、他人の欠点を見つけ悪く言う
苦 く、心も体も悩む
楽 らく、心も体も喜ぶ
この風の中を生きていくのが人生です。
そして、どんな風が吹くのかは選べない。
予期せぬ風は誰にでも吹きます。
どうやっても避けられない風というのがあり。
どうやっても苦しい時もある。
諸行無常、どんな風もそのまま吹き続けることはない。
誰でも、その風の中を生きてきたということ。
朝目が覚め、生きているだけで、息をしているだけで、そこに存在するだけで。
立派に生きているということです。