零時にて | ぽっぽのブログ

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綴ることなく綴りゆき、やがて想う果て、彼方へ消えゆく定めの声か

夏の色彩が瞳の中で豊かに弾けてゆく。


気温は肌の質感を突貫して時に灼熱なれど、しかし夏には夏の良さがある。


毎日世界の終わりを感じてるし、毎日世界の始まりも感じてる。


毎日人類の呪いを眺めているし、毎日人類の祝福も眺めている。


そこで俺は「ハロー」と声をかけてみる。


身体の中は宇宙、身体の外も宇宙、結局はあたり一面宇宙。


そしてその一切がただ意識の中に観念としてあるに過ぎない。


だから内も外もありもしない。どこへ行こうが行くまいが同じこと。ただ一つの場所に在る。


他人も自分もない。本当に在るのはただ一つのもの。この静かな確信だけは決して破壊することはできない。例え世界中の悪意がこの身を焼こうとも、貫こうとも、ただそれだけは。


シャクティー。


無限の脈動が瞬間から瞬間へと瞬く。


生と死。


不幸と幸福。


快楽と苦痛。


全ていっしょくたに飲み込む女神。


女神。


かの神性は暗黒の女神とも殺戮の女神とも呼ばれる。そして破壊の女神とも。俺はそう聞いたことがある。


その名はカーリー。


カーリー。


カーリー。


カーリー・マー。


全ての虚偽を破壊して舌を出して踊り狂う女神。


カーリー・マーの加護があなたと私にありますように。私達が幼子のように素直に神の助けを受け入れられますように。