マンションやテナントビルが建ち並ぶ街を歩いてると、上の方が斜めになっている建物を見たことありませんか?
福岡市内でも中央区の天神や大名などで上の方を見てみると、意外とたくさんのマンションやビルの上部がナイフでスパッとカットされたように斜めになっています。
でも考えると、斜めにせずにまっすぐに建てた方が、建物内のスペースは広く確保できるはずですよね。
なんで斜めになっているんでしょうか?
見た目がカッコイイから? オーナーや建築士さんのこだわり?
ではなくて、コレは建築基準法第56条の「斜線制限」の中の道路斜線制限という制限を受けているからなんです。
この制限は建物の敷地が接する道路の幅などによって建物の高さなどを制限するもので、道路の幅が狭いほど建物の建築可能な範囲が制限されます。
道路の幅が狭いところに高いマンションやテナントビルが建ち並ぶと日当たりが悪くなったり、風通しが悪くなって居住環境が悪化してしまいます。
道路斜線制限の目的は、そうならないように建物の高さや角度を制限することで、日照や通風などを確保して良好な居住環境をつくることにあります。
斜線制限にはこのほかに隣地斜線制限・北側斜線制限があって内容は異なりますが良好な居住環境をつくるという目的は同じです。
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