女の人は、男より「苦労」が多いようである。
メイク、服選び、家事、友達の事……数えだしたらきりが無いし、
「苦労を掛けたね......」という言葉も女性向けだ。
男性には無い「器官」の話になると、これもまた苦労が多いようである。
そこから「苦労ホルモン」などが分泌されて、苦労が増えているのか?
また「生命を生み出す」は、それだけパワーを使うという事だろうか?
ともすれば、女性は苦労を感じやすいように、出来ているのかもしれない。
そして、その苦労を何とかしてあげるのが男の仕事だとすれば、
ひとつでも多く、スマートに取り除ける奴が「できる」男という事になる。

僕のような男(Baka)は、未だに、何が、どれほどの苦労なのか、分かろうとしない。

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再び、山下夫妻の話に戻ります。

 

NATARIE 1981 竹内まりや

She came to L.A. to be a star
It's been her dream of a lifetime
The fancy people on Rodeo Drive
She finally got to be one of them

彼女は、全てを手に入れるためにあの街へ行った
それはずっと、あの子の夢だったからさ
多くを手した、きらめくような人達
彼女もついに仲間入り

She used to live in a small town in Georgia
And hardly writes to the tolks back home now
Can't even find the time to get lonely
'Cause she's too busy doing T.V. shows

彼女は、のどかで小さな街に育った
今は故郷に便りを出すことも無いけれど
さびしいとも感じないようだ
なぜって、テレビに出ることで忙しいからね

Natalie, are you really happy
With all your money and fame that you've made?
Natalie, you'd better come back home
Before it's too late for me to love you again......

ナタリー、本当に幸せかい?
何もかも手に入れるのは楽しいかい?
ナタリー、帰っておいでよ
僕が大好きな君が、君でなくなる前にさ......

......She doesn't smile anymore
She doesn't dream anymore
She doesn't even sing the song that she loved
She's getting beautiful, but
She's getting so unkind
She's never like the girl whom once I knew

......あの子はもう笑わない
夢もみない
あんなに好きだった歌も口ずさまない
あの子は急に綺麗になった
でも......優しさを無くしちまった
彼女は、僕が知っている「あの子」じゃ無くなったよ。



デビュー当時、作詞作曲も出来て、楽器も得意な「まりやさん」だったが、自分の進みたい道とは裏腹に、業界が彼女に求めたのは「アイドル竹内まりや」だった。綺麗な衣装を着て、口パクのバラエティー番組を転々としているうちに、

「私はいったい何をやっているんだろう?」

と悩むようになる、過密スケジュールで喉も痛め、道を見失い不安を感じていた時、親身に相談に乗ってくれたのが「達郎さん」だったそうだ。



 

また、初めて自分のやりたい事が出来るアルバムを作る際、アレンジャーとして山下達郎さんが起用されたのだが、彼は、過密スケジュールを押し、夜半にやってきては、一人でコーラスパートを仕上げて、朝に帰る毎日だったそうだ。夜中のスタジオで、黙々とレコーディングをする達郎さんの、音楽に対する姿勢に尊敬を感じ、精神的に支えられ、同時に、

「この人となら......」

と思うようになったという。

 

 

夏への扉 1980 山下 達郎 

ひとつでも信じてる
事さえあれば
扉はきっと見つかるさ
もしか君今すぐに
連れて行けなくても
涙を流す事はない
僕は未来を創り出してる
過去へと向かいさかのぼる
そしてピートと連れ立って
君を迎えに戻るだろう
だからリッキー ティッキー タビー
その日までおやすみ......


(おわり)

 

 


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