no.1413 教育の真髄 | あなた たすいち

no.1413 教育の真髄

卒業という言葉を聞くと

思い出す話がある・・・


::::::::::::::


卒業式の伊週間前に
ある不良生徒が
校長室に呼ばれた

校長室に入ったら、

「鍵をかけなさい」と言われた

校長先生はカーテンを閉めた

外から見られないように、
逃げられないようにされたと
観念した

校長は言った
「お前のいたずらは有名であり

他の先生も手を焼いて・・・」

少年は、

「来たな・・・」と思い、身構えた


「しかし、よく考えてみるに、
君はお母さんを亡くし
その後に来たお母さんにはいじめられ
本当にかわいそうだというのが
世間の噂だが
大変だったな。

その鬱憤ばらしに、悪いとは知りながら

やった事であると
私は思う


そうだな」


少年は、思わず拳を握りしめ、
胸が熱くなるのを覚えた


「しかし、
ここでよく考えてみなさい

母さんの死を悔いても
しょうがない

人間は、いずれ死ぬ

いずれ死ぬからこそ
今日1日を価値高く生きよと

母の死は教えているのだ・・・


こんな話をするのも
亡くなった君のお母さんが
私を通じて

話をしているような気がして
ならない

そして、君は
父が継母と君の間に立って
どれほど心を痛めていたか
考えた事はあるかい?

相手の立場に立って考えられるのは
人間の特権なんだよ


まして君は
数多い卒業生の中で

将来、大人物になる素質がある

長年教育をやっていた私には
よくわかる

これからは、本来の君に返り
心清らかに、朗らかに生きて欲しい


とは言っても、

人間照れ臭いもので

すぐには出来ない
昔から、人間に、転機が必要だった


だから、

君も、

卒業式を

人生の転機としてみたら
どうだ」


少年は涙ながらに
今までの悪行を詫び

自分の事をちゃんと見ていてくれた人に
本気で約束しようと心に誓った



「ありがとう
君だけ可愛がる事ができないから
カーテンを閉めて鍵を閉めて
二人で話をした、この事は誰にも言わないで欲しい

男と男の約束だぞ」





その少年は卒業後
がむしゃらで勉強し、
努力し続け、
校長先生の予告通り、

大企業の社長となった



数十年の月日が流れ・・・


すでに白髪になった老校長を囲む会が
盛大に行われた

卒業生の有る者は政治家、実業家、大学の先生と
皆、多方面で活躍していた


その集まりで

かつて不良少年だった社長が舞台に立って
卒業式の感動あのままに一言述べた

「あの時、校長先生が僕を信じてくれたから
あの一言があったから、あの感動が今も胸の中にあるから
今の僕があります、
男の約束を破って言ってしまいすいません
先生、本当にありがとうございました」


そうしたら、

会場のあちらこちらから
声が聞こえた

「俺も言われた」

「俺も!」

「私も!」

驚きが感動の渦となって
広がっていった

有る人は、喫茶店で、

有る者は自宅に呼び出され、

ところを変え、

時を変えて


校長先生は

その少年たちの心にある

「命」の力を引き出し続けていたのだった 

「人生山河ここにあり」より・・・

:::::::::::::
平凡な教師は言って聞かせる
よい教師は説明する
優秀な教師はやってみせる
しかし最高の教師は
子どもの心に火をつける


ウィリアム・ウォード

さあ、

知識ではなく、

火をつけられる
生き方磨いていきましょ!



:::::::::::::
:::::::::::::

「今日が人生最後の日だとしたら、
私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」
スティーブジョブズ


今日はどう生きよう???

I have a dream
1800日メルマガを続け

幸せの種を蒔き、希望へ繫げていきます!!!

是非とも!!!
いいな、と思ったら登録してください!

是非とも!!!
お仲間にもご紹介ください!!!

メルマガ登録には、下記アドレスに空メール送信でOKです
a0001470170@mobile.mag2.com
またはメルマガサイト「まぐまぐ」で、「I have a dream」で探せます
生涯現役、一生青春でいきまっしょい!