★日本理化学工業さん(日本でいちばん大切にしたい会社)に行ってきました!
昨日の午後,お世話になっている税理士の小澤さんのアテンドをいただいて,日本理化学工業さんにお邪魔してきました。
ちょっと長いですがお付き合いください!
理化学工業さんは,法政大学大学院の坂本先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」で,一番最初に取り上げられた会社で,読んだ方も多いと思います。
簡単に概略をご紹介すると,理化学工業さんは,チョークを作っている会社さんです。
そう,あの黒板に書くやつです。
チョーク業界では遅い企業だったとのことですが,今や大きなシェアを持つのと同時に,障がい者雇用において率先的に推進している企業でもあります。
今から50年ほど前,近くの障がい者施設の先生が,この子たちを雇ってくれと頼みに来たそうです。
大山会長(当時専務)は,無理だと断ったけれども,何度も何度もお願いに来る。
チョーク作りなら,この子たちにもできるのではないかと懇願されたそうですが,悩みに悩んでいたところ先生も折れて,就職が無理なら職業体験でもさせてほしい。
あの子たちは,働くことも知らないまま施設に入って一生を過ごすことになってしまう。
そんな先生の言葉に動かされた専務は,2週間の職業体験を引き受けます。
2週間たった日,会社で動きがありました。
当時の職員さんたちが,一生懸命やっているあの子たちをこのまま帰してしまうのは忍びない。
自分たちがカバーするから雇ってもらえないかと懇願されたそうです。
それが始まりとなり,今では7割の障がい者を雇用し,その半数は重度の障がい者だそうです。
感動したのは,会議室にお茶を運んできてくれたご年配の女性こそが,その最初の方でした!
丁寧なごあいさつもいただき,それだけで感動してしまいました
少子化や黒板を使わなくなった学校も増え,チョークだけでは食べていけないとのことで,ガラスやホワイトボードにも書けるチョークを開発。
空を見ながら,想像力を掻き立てることも行っています。
なぜ,障がい者を雇用することに決めたのか。
それは,お坊さんに言われた言葉にあったそうです。
人の幸せというのは,愛されること,褒められること,人の役に立つこと,人に必要とされることの4つだと教えられたそうです。
障がい者の子たちは,2つ目以降を知らないまま過ごしてしまうと教わったからだと話されていました。
僕たちも自分の仕事をしていく中で,なんのために行っているのか,なんのために生きているのかということを深く考えさせられる見学会でした。
大山会長の話す内容は,この50数年の間に蓄積された重いお言葉でした。
たしかに,大切にしたい会社です。
では,工場内をご案内しましょう!
すべて写っているみなさんは,親御さんのご承諾もいただいていて,もっとこの会社が素晴らしいということを広めていく上での了承とのことです。
工場内の案内は,大山会長自ら行ってくれました!
障がい者の方は,数量とか重さとかをなかなか理解できないので,ヒントを得て使用したのが,色別の缶と色別の重り。
これが,まず施設を障がい者の方に合わせる第一歩でした。
まず,チョークの材料をこねて,それを形にしていきます。
細長く出てきたチョークの素は,一定間隔で裁断。
次に,端っこや気泡の入ったものを瞬時に取り去る作業。
すばらしい笑顔で仕事をしていました!
高温で焼きます。
コーティング作業もあります。
出てきたチョークを梱包する作業です。
不良品率も少ない効率化。
会議室には,みなさんの取り組みが書かれています。
みなさんの取り組みは,言い方が不謹慎かもしれませんが,僕なんかの字よりよっぽど上手です!
今は,ガラスにも書けるチョークを開発していて,会議室の窓に書かれた会長さんの似顔絵も上手でした(笑)
そんな理化学工業さん。
まちがいなく大切にしたい会社です!
追記
ちゃっかりサインまでいただいてきちゃいました
ちょっと長いですがお付き合いください!
理化学工業さんは,法政大学大学院の坂本先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」で,一番最初に取り上げられた会社で,読んだ方も多いと思います。
簡単に概略をご紹介すると,理化学工業さんは,チョークを作っている会社さんです。
そう,あの黒板に書くやつです。
チョーク業界では遅い企業だったとのことですが,今や大きなシェアを持つのと同時に,障がい者雇用において率先的に推進している企業でもあります。
今から50年ほど前,近くの障がい者施設の先生が,この子たちを雇ってくれと頼みに来たそうです。
大山会長(当時専務)は,無理だと断ったけれども,何度も何度もお願いに来る。
チョーク作りなら,この子たちにもできるのではないかと懇願されたそうですが,悩みに悩んでいたところ先生も折れて,就職が無理なら職業体験でもさせてほしい。
あの子たちは,働くことも知らないまま施設に入って一生を過ごすことになってしまう。
そんな先生の言葉に動かされた専務は,2週間の職業体験を引き受けます。
2週間たった日,会社で動きがありました。
当時の職員さんたちが,一生懸命やっているあの子たちをこのまま帰してしまうのは忍びない。
自分たちがカバーするから雇ってもらえないかと懇願されたそうです。
それが始まりとなり,今では7割の障がい者を雇用し,その半数は重度の障がい者だそうです。
感動したのは,会議室にお茶を運んできてくれたご年配の女性こそが,その最初の方でした!
丁寧なごあいさつもいただき,それだけで感動してしまいました
少子化や黒板を使わなくなった学校も増え,チョークだけでは食べていけないとのことで,ガラスやホワイトボードにも書けるチョークを開発。
空を見ながら,想像力を掻き立てることも行っています。
なぜ,障がい者を雇用することに決めたのか。
それは,お坊さんに言われた言葉にあったそうです。
人の幸せというのは,愛されること,褒められること,人の役に立つこと,人に必要とされることの4つだと教えられたそうです。
障がい者の子たちは,2つ目以降を知らないまま過ごしてしまうと教わったからだと話されていました。
僕たちも自分の仕事をしていく中で,なんのために行っているのか,なんのために生きているのかということを深く考えさせられる見学会でした。
大山会長の話す内容は,この50数年の間に蓄積された重いお言葉でした。
たしかに,大切にしたい会社です。
では,工場内をご案内しましょう!
すべて写っているみなさんは,親御さんのご承諾もいただいていて,もっとこの会社が素晴らしいということを広めていく上での了承とのことです。
工場内の案内は,大山会長自ら行ってくれました!
障がい者の方は,数量とか重さとかをなかなか理解できないので,ヒントを得て使用したのが,色別の缶と色別の重り。
これが,まず施設を障がい者の方に合わせる第一歩でした。
まず,チョークの材料をこねて,それを形にしていきます。
細長く出てきたチョークの素は,一定間隔で裁断。
次に,端っこや気泡の入ったものを瞬時に取り去る作業。
すばらしい笑顔で仕事をしていました!
高温で焼きます。
コーティング作業もあります。
出てきたチョークを梱包する作業です。
不良品率も少ない効率化。
会議室には,みなさんの取り組みが書かれています。
みなさんの取り組みは,言い方が不謹慎かもしれませんが,僕なんかの字よりよっぽど上手です!
今は,ガラスにも書けるチョークを開発していて,会議室の窓に書かれた会長さんの似顔絵も上手でした(笑)
そんな理化学工業さん。
まちがいなく大切にしたい会社です!
追記
ちゃっかりサインまでいただいてきちゃいました