ここ数日、昔関与していたお客様に関する連絡が重なりまして。
何年も前に休眠の届出を出して関与が終了していたのですが、そのお客様と知り合いの債権者からご連絡があって、先日破産手続きで債権者集会があった旨のご連絡であったり。
もはや生存安否すらもわからない日々でしたので、どのような形であれご生存を確認出来たわけであります。
他にも数年ぶりのご連絡が複数、今更何事かとビックリしてしまいます。
しかも、今更繋がりで現在のお客様のことで税務署から数年前の申告についてお尋ねがあったりしますのでねえ。。。
何で今更かな、直ぐに思い出せないわ、って話。
思い出すのに過去の資料やら仕訳を見直さないといけないので時間がかかるのよねー。
さて、本日はいわゆる記帳代行をしまして、3月決算法人のお客様で1年分の仕訳を3時間かけて丸々入力しました。
(月次の3月決算法人のお客様はとっくに申告書が完成していますが)
私が直接関与するお客様ではないのですが、入力を担当しておりましてこのようなことになっております。
昨年以前もこのお客様からはなかなか資料をご用意いただけないというのはわかっていました。
ですので、1か月以上前から必要な書類をご用意いただくようにお願いをしており、具体的に必要な資料のご提示も致しました。
結局は資料が揃うのに本日までかかりました。
連絡をしても繋がらない、資料を依頼しても一向に送ってこない。
記帳代行あるあるなのかもしれませんね。。。
ちゃんとした申告書など作れるわけがない。
最初から私が関わっていればこのような、連絡がつかなくて資料がいつまでも来ないような関係性を構築しません。
最初からキッチリとしてもらうか、顧問を解約するかのどちらかです。
年に1回程度の接触でまともな仕事になるわけがないです。
遣り甲斐がありません。
それこれも、こちらの指導が悪いからに他ならないのですが。
私が普段からご担当をさせていただいている月次のお客様におかれましては皆様優秀でいらして、連絡をすれば必ずご返信いただけますし、資料のご依頼をしても必ず直ぐに資料をご用意いただけます。
返事がないとか資料が来ないなんてあり得ないのです。
このように、恥ずかしながら当法人にも指導がしっかりと行き届いていないお客様がおります。
こちらの指導不足であることは重々承知の上で言いますが、お客様は神様ではない。
「JR東日本のカスタマーハラスメントに対する方針」じゃないですが、お客様だからと言って何でも言うことを聞いて、こちらが不都合に我満すれば良い、というものではない。
ちゃんと証拠資料をご提示いただけなければ、「それは費用です」と言われても否認します。
それが嫌ならば良好な顧問契約を継続することは困難となります。
私達の仕事はお客様にベッタリというわけにはいかないです。
税理士法第一条に
「税理士は、税務に関する専門家として、独立した公平な立場において、、、」
とあることからも、独立公平な立場なのです。
ですからお客様の味方でもなければ敵でもないのですが、お客様の親身になって色々と関わっていくことを考えますと味方であり、税務に関することは
「ダメなものはダメ」
とハッキリ言わなければならない立場なのです。
この部分からしても、税理士という仕事は決して簡単なものではないと思うのです。
「お客様のために努力をする」という意味合い、立ち位置の違い、心を鬼にして毅然とした態度で挑む必要があるのです。
努力が報われると思って仕事に挑むのもまた、誤っています。
努力をすれば良いわけではないからです。
(努力は必ず報われるという精神性は大事です)
結果が全てなのです。
結果を出して相手から評価されなければ、
「何でこんなに頑張ったのに」
と落胆したり怒りが湧いたりすることになるでしょう。
自分の努力が認められるだろうと相手に期待をするから、そのようなことになるのです。
相手のため、という恩の押し売りです。
一方的な愛情表現に等しい。
ひょっとしたらそのような方は、プライベートでも人の愛し方も間違えているのかもしれません。
愛した分、愛してもらおうと思っていませんか?
本日もお疲れ様でした。