本日のお客様、先月税関調査が入ったのですが調査結果の通知書が本日届きまして特に問題無しとのことでした。

 

そりゃあ何も無いよなあと思いつつも結果が来るまではモヤモヤしておりましたので安堵しました。

 

わざわざ調査のためにあれやこれやと書類を準備して、2日間も2名の調査官のために仕事の合間を縫って経理担当者が対応。

 

迷惑といえば迷惑ですがこれで潔白を証明したとも言えるわけで。

 

 

調査というのは付きものなのでしょうかね、税関の他にも税務、社保、労保、などの調査もあります。

 

税務調査はまさに我々の範疇にて対応をさせていただくのですが、社保や労保に対しても提出書類について我々に聞かれることが多いですね。

 

 

何とかならんのですかね、調査。

 

時間と労力を割いてまで行うからには、不正の確度が高いところを重点的に行っていただきたいです。

 

真面目にやっている会社にまで、定期的な巡回調査とか要らないです。

 

 

 

 

さて、昨日も引継ぎにて社長や経理担当者と初めましてとなりました。

 

今までは監査後に社長と面談をしてこなかったそうなので、今後は極力可能な限り監査後に面談のお時間を頂戴するようにお話をしました。

 

少しお話をしただけでも社長の数字に対する考え方や経営方針が見えてきますね。

 

 

 

最近改めて思うのですが私共の仕事って決して簡単ではない。

 

と申しますのは、会計や税務に関する知識が必要なのは勿論なのですが、それだけではなく経営者の方々とコミュニケーションが図れないといけない、というのが思っている以上にどうやらハードルが高いみたい。

 

会計や税務の知識を活かすだけでしたら経理業務や記帳代行業務でも良いわけです。

 

ところが巡回監査を行い経営助言業務も行うとなるとコミュニケーション能力が必須なわけです。

 

税務会計について我々は専門家なわけですが、それを経理担当者に上から目線で偉そうに教えるとか愚かの極みなのですが、そういう勘違い人間も世の中にはいるらしい。

 

こういう人はこの時点でコミュニケーションを履き違えているのです。実にイタイ人だ。

 

 

経営者というのは同じ人間であっても全く違う生き物であるくらいに別格の存在。

 

ビビッて経営者との会話を避ける職員もかなり多い。

 

経理担当者には一生懸命に

 

「この仕訳が間違っていました」とか「この取引は税務上こうなります」

 

みたいに沢山会話をするのですが、

 

経営者に対しては

 

「何を話そうかな」「経営のことをわかっていないといけないのかな」

 

みたいに及び腰になる。

 

 

経営者から毎月この人とならば会って話をしても良いな、と思ってもらえないと。

 

会っても無駄だと思われたが最後、1秒たりとも時間を割いてくれません。

 

経営に有益なアドバイスが出来ればそれに越したことはないのですが、我々はコンサルタントではなくて税理士なのですから、いかに単なる会計税務のアウトソース先ではなく、ビジネスドクターとして全面的に信頼してもらえるかが大事かと思います。

 

 

何か喋ろうと思うから緊張して経営者から足が遠のくのです。

 

相手の関心に関心を持てば

 

「何を喋ろうか」ではなくて「何を聞こうか」

 

に変わる。

 

 

結局のところ、自己満足の仕事をしているか自利利他の精神に則って仕事をしているか、の違いとなって表れてくるものと思います。

 

ここがわかっていれば初回面談で十分に経営者の心を掴めるものと思いますが、自己満足に浸って自分は凄い、自分は偉い、と勘違いをしている人間は一瞬にして経営者の心が離れてしまいます。

 

経営者の凄いところは、一瞬にして相手のレベルを読み取れる能力にあります。

 

選眼力とでも言いましょうか。

 

ですから早々にコイツはダメだと思われたが最後、二度と会ってくれなくなります。

 

 

もっと言えば経営者に辿り着く前の段階で、経理担当者からウチの社長に会わせるだけの価値があるかを判断されます。

 

その判断の結果、不合格が出ますとそもそも経営者とご挨拶どころか会うこと自体が出来ないです。

 

 

この仕事は経営者と会うのが当たり前で会わないと話にならない仕事でありながら、大体の一般的な職種ではそもそも経営者と会うこと自体が難しいかと思います。

 

そう考えますと私達は職務上、当たり前に経営者と会えるだけの人格を備える必要があるのです。

 

勘違い人間ほど偉そうに他人を批判して上から目線の割に、口先だけで行動が伴っていないようですね。

 

自分のことしか考えていない人であり感謝の心が足りないものと思います。

 

「感謝の心」この意味すらもきっと理解出来ないでしょう。

 

悲しいですね、こういう人は誰も注意してくれないので成長出来ないです。

 

「素直さ」は能力であり成長に必要なものですからね。

 

 

 

つまらない話はこれくらいにして、、、

 

先日のN響によるローマ三部作のコンサートの演奏がNHK-FMで放送されていましたので聴いていました。

 

ラジオからですと当時の10分の1にも満たないスケール感ですが、こればかりは致し方ないですね。

 

改めて「ローマの松」内「ジャニコロの松」の静謐、「アッピア街道の松」の凄さ、「ローマの噴水」での全体的な美しさやハープのふくよかさ、「ローマの祭り」内「十月祭」の多様性、「主顕祭」での爆発的なお祭り騒ぎ感を思い出しました。

 

7月にはEテレでこのコンサートを放送するそうですから絶対に観る!!!録画する!!!

 

 

本日もお疲れ様でした。