東芝が給与減額とのことですが、不適切会計がここまでの影響になるんですから、会計って大事ですよね。
 
かつて他社ですが実質国有化になり、給与一律3割カット、賞与無し、になったのを見たことがあります。
 
例えばですけれども、給与が諸々込で月額40万円、賞与は夏と冬で70万円ずつ貰っていたとします。
 
40万円×12月+70万円×2回=620万円の年収だったのが、
 
40万円×70%×12月=336万円の年収に下がりました。
 
仕事内容、仕事量は全く同じなのに。いや、むしろ退職者続出につき、留まった社員1人あたりの業務量は増えたでしょうか。
 
住宅ローンを抱えている人は、ローンが返せなくなりました。
 
車を維持出来ずに手放したり。
 
東芝はどこまで痛みを分かち合うのでしょう。
 
そもそも、会社の業績が悪化したので給与をカットします、と言われてそのまま会社に留まりますか?
 
それとも他社に転職します?転職出来ます?
 
究極の選択です。
 
大企業に勤めているからといって、安心は一切出来ないのは周知の事実となりました。
 
 
私が証券会社に勤めていた頃、元山一證券の方もおりましたが、出世とはほど遠い世界で働いていらっしゃいました。
 
優良顧客は与えられず。そのため当然に手数料収益は上がらず。。。
 
私はこの元山一證券の方から営業を教わったおかげで、同期入社の中で1位になることが出来たのです。
 
非常に優秀で知的な方なのです。それでも会社が潰れてしまっては、人生が大きく変わってしまいますね。。。
 
数年後、たまたま日本橋近辺を歩いていたとき、その元山一證券の方は、社内便の配達業務をなさっておりました。
 
もはや営業から外されてしまったようで、そのあまりにも悲しい光景に、私は一人日本橋を歩きながら、涙を流したことを記憶しております。
 
まずもって、皆様はご自分が勤めている会社の業績を把握されていらっしゃいますか?
 
朝一番の会議で、今日で会社を解散します、とかいきなり言われたら。。。
 
テレビのニュースで、ご自分が勤めている会社の身売りの話を初めて聞いたら。。。
 
寝耳に水とはこのことか、と。
 
いずれにせよ、会計処理が正しくないことには、判断のしようがありませんね。
 
ですから会計は非常に大事なんです。会社経営の根幹を担っています。