文学性の高い短編小説を読み解いていくかのよう。

間と余韻が古き良き邦画を思わせる。
紅い花

凄まじいテンションの躁的な一曲目、対してダウナーで鬱的な二曲目と、異なるニュアンスの曲を擁したファースト。

どちらもセッション的な側面強い。

聴き所はマニュエル・ゲッチングのトランシーなギターだろう。

アシュ・ラ・テンペル

「遊星からの物体X」のジョン・カーペンター監督の作品。

マッチョイズム、マカロニウエスタン、ヴァンパイアのデカダンスと、一見相容れないような要素が渾然一体となった(良い意味での)B級ホラー。
ビッチな娼婦と、グランジィでダーティーなロック・サウンドが何気に良い。

ヴァンパイア最期の聖戦

ある種の清涼感すら感じさせる一曲目と、悲壮感に飲み込まれそうになる二曲目。

異なる作風ながらどちらも非常に洗練されている。
最高傑作との呼び声が高いのも頷ける。
タイムウインド

アダム・エリオット監督のクレイアニメ。

自身の人生哲学を盛り込んだ脚本が素晴らしい。

クレイアニメの性質上ランニング・タイムは短いが、中身は濃い。
いい作品だ。

夢以外、詰まるところ現実でも動き回るフレディについては評価が分かれるところだが、私自身はアリだと思う。
主人公のお腹を破って登場するシーンはなかなかどうして衝撃的。

エルム街の悪夢2

スティーヴン・キング原作。

穿った見方さえしなければとても良い映画。

インテリジェンスに長ける人間以外はどうなんだよ、といえばそれまでですが。

ショーシャンクの空に


マーズ・ヴォルタのオマー、ソロ三作目。

前作、前々作は未聴なのだが、本作はマーズ・ヴォルタの延長線上にあるといってもいい。

テンションの高いインプロヴィゼーションは健在で、躍動感とヘヴィネスの両立は見事というほかない。

日本盤はカンのダモ鈴木が参加しており、ボーナス・ディスク付きの二枚組。お勧め。


江戸川乱歩原作のオムニバス。

原作を読んだことがある作品もあったけれど、記憶からまるで抜け落ちていせいかイメージとかなりかけ離れていた。

春陽堂文庫本ジャケのようなおどろおどろしさは希薄でフラットに観れるが、それ故に魅力も損なわれていると思う。

乱歩地獄