会計は単なる簿記技術ではなく「経済実態の表現」。
freeeはこの思想をUIで体現しています。
「取引登録」(経済事象の発生)と「決済ステータス」(資金の移動)を切り分ける設計は、従来型会計ソフト(利用者が仕訳を自ら考える)では意識しづらかった取引の流れを、利用者が自然に操作しながら(仕訳が自動生成されて)理解できるようになっています。
freeeでは「取引登録=発生ベースで収益や費用を記録する」という収益・費用アプローチの要素と、
「決済消込=資産・負債の消滅を通じて実現を確認する」という資産・負債アプローチの要素が、同一フローの中に組み込まれています。
freeeは複式簿記を知らない現場の零細・中小企業、個人事業主から広がり、会計実務の現場感覚を反映して進化してきていると思います。
石割 由紀人
Gemstone税理士法人 公認会計士・税理士
資本政策コンサルタント
