(山梨遠照寺。明野から清里に抜ける道すがらの一景。

 

 

今回も前回からの続きです。

必要に応じ、初回分から確認して下さい。

 

今回は少し趣向を変えてみましょうか。

テーマは「バカを乗り越えてこそホンモノになれる」の巻です。

 

週末の箸休めにどうぞ。

 

 

1.人間、どんなにエラそうでもバカはヤメられない

 

約20年の昔でしょうか。まだネットの黎明期に近い時期の話です。

「馬鹿」をテーマに、様々な思想家や作家の名言をまとめた板がありました。

 

今でもコピーしたものがフォルダに格納してありますが、

その幾つかを紹介します。

 

当方にとっては、自分に対する嘲笑であったり戒めであったり。

時にはこらえきれない屈辱を受けた場合の発散の手段だったりします。

 

あ…ちなみに、最近は屈辱は殆ど感じなくなりましたよ。

ワザワザ相手の土俵に立って一々反応することが無駄だと悟ったからです。

 

一通り読んでわかることは、

人間、どんなにエラそうでもバカはヤメられないということです。

 

そして、自分に対しても他人に対しても、馬鹿であることを容認し、楽しみ、

そして、乗り越えることが大人への第一歩だと思うのです。

 

トウホウサン、ホントにそう思っているのかな?

自分でも怪しいけど、とりあえずそうしとこう。

 

でも、自分が何者になりたいかを考えたとき、

幾つか排除せねばならぬ馬鹿の類型はあるよね。それは大切な考え方だよね。

 

 

1.偉人たちが述べた「馬鹿」

 

では、以下箇条書きします。

 

どれも皮肉や上等な比喩表現等の連続です。

また、「馬鹿」を様々な目で見ていることも面白いですよね。

 

なお、本記事、著作等に問題があれば削除します。

 

 

「学問のあるバカは 無知なバカよりバカだ」

 ★モリエール『女学者』

 

「馬鹿は、事が起きてはじめて悟る」

 ★ホメロス『イリアス』

 

「頭のいい馬鹿ほどはた迷惑なものはない」

 ★ラ・ロシュフコー

 

「勤勉な馬鹿ほどはた迷惑なものはない」

 ★ホルスト・ガイヤー『人生論』

 

「空樽と馬鹿は騒々しいことこのうえない」

 ★プルターク『倫理論集』

 

「愚かなる夫を持てば茶も冷ゆる」

 ★日本の諺(ことわざ)

 

「才人なら一人ぼっちの時はないが、愚か者はどこにいても退屈する」

 ★ウクセンシェルナ『省察と箴言』

 

「馬鹿者の目に愚か者とうつることは、舌の肥えたグルメの快楽である」

 ★ジョルジュ・クルトリーヌ『哲学』

 

「真の天才が世間に現れたとき、すべての馬鹿者は彼に反発して立ちあがる。それで天才ということがわかるのだ」

 ★エリー・フレロン

 

「指で目標を示しても、馬鹿はその指先を見つめるだけ」

 ★中国の諺

 

「馬鹿に賛同されるのは、批判されるよりも迷惑だ」

 ★フロリアン『鶯とナイチンゲール』

 

「馬鹿であるにもいろいろな方法があるだろうが、馬鹿はいつも最悪の方法を選ぶ」

 ★サン・アントニオ

 

「あらゆる泥棒の中で最も始末の悪いのは馬鹿である。我々から時間と機嫌のよさをくすねていくから」

 ★ゲーテ

 

「馬鹿とお金はすぐ別れる」

 ★日本の諺

 

「馬鹿は欠点を避けて通ろうとするが、正反対の欠点に足をすくわれる」

 ★ホラティウス『風刺詩集』

 

「馬鹿と餅には強くあたれ」

 ★日本の諺

 

「馬鹿は馬鹿らしきことを語る」

 ★エウリピデス『バシュスの女信徒』

 

「せっかちは愚者の弱点である」

 ★グラシアン『浮世の英知の術』

 

「間抜けとは、その知性の穴からうぬぼれが見える馬鹿者である」

 ★ヴィクトル・ユゴー

 

「歩いている一人の馬鹿は、座っている十人のインテリに値する」

 ★ジャック・オーディベルティ

 

「気違いと馬鹿は気分でしか物を見ない」

 ★ラ・ロシュフコー

 

「年よりは、悪い手本を示すことができなくなった腹いせに、良い教訓を垂れたがる。」

 ★ラ・ロシュフコー

 

「馬鹿でも解るように説明を工夫したところで、そもそも馬鹿は説明を聞いていない。」

 ★詠み人知らず

 

「お言葉を返すより借金を返せオマエは。」

 ★高田文夫

 

「ここに24,500円の靴と21,000円の靴があります。キミにはどっちを買ってあげようかな。今15,000円しかないけど。」

 ★高田純次

 

「テキトーにやってくださいと言われて、言われたままテキトーに振舞うことが、本当にテキトーと言えるか?」

 ★高田純次

 

「オレは寝ているときは、真面目だよ。」

 ★高田純次

 

 

 

では、佳き週末を。

最後テキトーでゴメンネ。