(山梨慈雲寺とイトザクラ。2016年の風景。現在イトザクラは枝が一部折れ…)

 

 

今回はズバリ、アナタは何者になりたいのか、

税理士資格を目指す根本の部分を問い掛けます。

 

そろそろ模試の時期に差し掛かり、本試験まで一気に進む時期でもあります。

それを乗り切る原動力は「頑張り」だけではありません。

 

ご自身が将来どうなりたいのか。何のために税理士試験に挑戦しているのか。

こちら側を組み立てる必要があろうかと思います。

 

なお、正解や形のみを追い掛けることはしません。

ご自身に問い掛ける切っ掛けとなれば幸いです。

 

 

1.税理士はただの形であり、ツールに過ぎない

 

既に皆さんがご存じのことです。

税理士資格はただの形であり、ツールに過ぎません。

 

資格がメシを食わせてくれる訳ではない、

こう述べれば伝わりやすいと思います。

 

また、税理士資格を始めとして、経済や法律絡みの資格は厄介です。

放置すれば途端に劣化しますから、維持管理が常時求められます。

 

つまり、休むことができないのです。

 

資格を保有したところで「なまくら刀」なら何の役にも立ちませんし、

刀として通用するための鍛錬を一生続ける気概を求められます。

 

そう考えると、受験などは全体のほんの一部に過ぎず、取っ掛かりに過ぎません。

現場に出てから一生続く学び、その覚悟があるでしょうか。

 

 

1.将来的なビジョンの重要さ

 

ここでご自身に問いかけて頂きたいのですが、

受験生の皆さんは資格を取ってどうなりたいのでしょうか。

 

年収でも構いません。どの程度稼ぎたいのですか?

利益率がどの程度となるような商売をしたいのですか?

 

税理士資格を生かし、どのような稼ぎ方をしたいのですか?

何でも屋?分業制?帳簿屋や申告屋?アドバイザーやコンサルタント?

 

税理士試験を突破する原動力は、こうしたビジョンが大きな役割を果たします。

将来像がぼやけた状態で機械的に勉強しても、突破力は弱いのです。

 

 

…長くなりますので今回はここで切らせて頂きます。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。