(山梨県勝沼市、鉄道土手横の桜並木。)

 

 

今回も前回の続きです。

多科目受験生の科目の一部切り捨てに関し確認します。

 

全体の記事を分割しながら進めていますので、

未読の方は初回(先週月曜日)からご確認下さい。

 

 

1.受講してもすることがない、ヒマなんだけど…

 

一度は切捨てを検討した科目を結局続け、講義に出席をした場合。

デキが悪いので、出席しても一向に面白くありません。

 

また、定期試験や模試を受験しても殆ど解けず手持ち無沙汰です。

「何でこんなことするの?時間の無駄ではございませんか。」

 

こう考えるのは必然です。

 

そこで、当方が通学クラスを担当していた際は、

試験時間の取扱いにつき以下を認める旨を伝えていました。

 

これはクラス全員に宛てての告知ですから、

メンバー全員に了解をもらった上での処置です。

 

なお、この取扱いは、

単科目受験で大幅に遅れているケースでも認めていました。

 

これを実施することで、

時間を少しでも有効に使ってもらおうと考えたのです。

 

 

1.認めた取扱い

 

では、以下に書き出します。

 

(1) 試験時間中は自分の勉強をして構わない

  試験中は自分の勉強をしてもよい。他科目でもよい。

  ただ、解説はきちんと受けること。

 

  これでカリキュラム全体をカバーできるから、ダメでも翌年に繋がる。

 

  なお、問題にはマーク完了レベルまで目を通すこと。

  解説で何を述べているかが解る程度のことはやること。

 

  そして、試験の提出は不可とすること。

  教材を開くことを可としたので、それは必然であること。

 

(2) 周囲へ配慮すること

  周囲の受験生の邪魔にはならぬよう。本試験と同じように振る舞うこと。

  特に教室の出入りや計算機の音等には充分配慮すること。

 

(3) 思うように勉強が進まないことを恥じぬこと。

  これは状況次第で誰にでも起こり得るものであり「お互い様」あること。

 

(4) 最悪の選択は受験を忌避することであること。

  忌避したところで、その分の時間を他に廻す可能性はゼロであること。

 

(5) 本試験後の単独フォローは絶対にできない。聞いたことがないこと。

  出席できるのは今だけの話。切羽詰まっていても先送りは厳禁。

 

(6) 映像生や在宅生は、問題のマークと解説の視聴に短縮して構わない。

  教室収録がそれらに流用されていたためその形が可能でした。

 

 

1.再確認(大切なこと)

 

思うように受講できなくて切捨ての検討対象とした科目。

結局、2年計画に格下げしたその科目。

 

2年計画の状況に陥ったとしても、

今現在がその2年の一部であることを忘れてはなりません。

 

切捨てを実行したら2年計画よりさらに先、

3年以上に格下げするリスクが生じます。

 

以前、切り捨てなければ年内独習で最強になれるとお話ししましたが、

切り捨てれば初学・未経験者かの再スタートだとお話しした件です。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。