(神奈川松田ハーブガーデンの桜と富士。春霞が掛かる初春の一景。)
前回は、物事を達成するためには3つの段階がある旨をお話ししました。
今回は、そのうち極初期(第一段階)に係る学びに関して補足します。
前回の内容と繋がっていますので、
未読の方はひととおり目を通して下さい。
なお、学び方と言う点では税理士試験に通ずる部分もあります。
採り入れられる部分があれば採り入れて下さい。
1.極初期(第一段階)において留意すべきこと
この時期は物事が新鮮に思える時期であり、
投資熱にうなされていることから、バリバリ前進出来る時期です。
多少難解な内容であっても「先に進みたい」という意欲があり、
理解できない内容でも、ものともせず前進する力を持っています。
しかし、もう一方では飽きやすさと同居しているのも事実です。
解らないことが連続すればそうなるのは致し方ありません。
これを可能な限り回避するにはどうしたらよいでしょうか。
1.回避法-1(わからない言葉は直ちに調べて解決する)
これを避けるための方策その1、わからない言葉の扱いです。
学びに伴って発生するわからない言葉。
これはその都度調べて撃破するようにしましょう。
これはその都度がポイントです。
放置すれば何も解決しませんし、時間を置けば忘れます。
物件の購入後、不動産賃貸業の局面に入れば、
直ちに対応を迫られるアクシデントに何度か遭遇します。
「また今度」「いずれまた」「そのうち」が通用しない世界です。
物件の購入時も「取り合い」になれば類似のケースが発生します。
何事も心掛けと積上げですから、日々実行してください。
100日も同じことを繰り返せば習慣化すると思います。
また、慣れるまではそうした地道な作業が延々と続きます。
1.回避法-2(大量のデータ処理)
これを避けるための方策その2、大量のデータ処理です。
大量のわからない言葉や大量の項目を突き崩さねばならぬとき。
効果的に学びを進めるには、処理後に内容をDB化する方法があります。
(注) DB=データベース
量が多い場合に厄介なのは、調べたり覚えた項目を忘れやすいということ。
後々「あれはどこへ行った?」「これは以前確認したけど何だっけ?」
こうした項目がゴロゴロし始め、
不動産投資に対する興味を失う一要因ともなるものです。
また、資格の勉強のようなテキスト(データの集約ツール)がある訳でもなく、
そのデータもあちこちに散らばっていますから、探すだけでも一苦労です。
これを避けるためにはどうしたらよいでしょうか。
可能であればDBを作成して、一発検索できるようにするととよいと思います。
手間は掛かりますが、Excel等を利用すれば解決しますし、
一度作成した項目は永遠に使用可能です。
そうすることで効率性を保ち、かつモチベーションも維持する。
千万億単位の投資なのですから、それくらいの努力は必要ではないでしょうか。
1.どんな投資家でも最初は知識ゼロからのスタートだった
どんな投資家でも最初はゼロからスタートしています。
習得法は自分で学んだり仕事を通じてと様々ですが、最初はゼロだったのです。
逆に、ここを乗り越えられなければ自分は不動産投資に向いていない、
これを疑って頂いてよいかも知れません。
不動産投資の学びは開始後もずっと続くからです。
「買ったら終わり」とはならないのが不動産投資の特徴です。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。