(箱根大観山頂からみた富士と芦ノ湖。冬の寒々とした一景。)
前回は、学びの基本形をドリル学習=刷り込みをとする、
こんな話をしました。
今回は、学びのレベルを呈示しながら達成度の測り方を確認しますから、
段階を追いながらどういう状態を目指せばよいかを認識してください。
1.物事を達成する基準
物事をマスターする場合、
特に専門性の高いものは段階を追ってレベルアップする必要があります。
では、どのような判断をすればよいか、その基準をお話しします。
(1) 第一段階…その分野で使われている言葉の意味を知ること。
(=見聞きした内容が理解できること)
(2) 第二段階…その言葉を自ら発することができるようになること。
(=そのテーマに付き他人と会話し、意思疎通ができるようになること)
(3) 第三段階…自ら行動を起こし、応用を利かせられるようになること。
(=自ら自在に操り、実際の投資行動を苦もなくこなせるようになること)
1.なぜ最初に刷り込みを置いたか
上記の第一段階で表示されている内容を考えれば、
ドリル学習(刷り込み)が学びの入口にあることは明白です。
まずは大量の情報に触れ、言葉を覚える必要があるからです。
当然、それなしに第二段階、第三段階へと進むことはできません。
ただ、第一段階に相当する時期はゼロを1に引き揚げるのですから、
最も苦難を要する時期でもあり、修行僧のような気持ちになるかも知れません。
しかし、この時期を突破できればその後の学びのハードルはぐっと下がります。
言葉の意味が解るので、スピードも理解度も上がるからです。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。