(東北新幹線からみた飛行機雲。仙台近く。ほぼ同時に飛んだ形跡。自衛隊か。)
受験生がサッサと合格するために必要なことの1つは自己観察です。
様々な方法を試し、取捨選択を繰り返し、効率の高い方法を残すことです。
これを考えずにダラダラ続けたのでは、
いつ合格できるのかわかったものではありません。
今回は、効率を倍加させ、理論暗記に掛ける時間を減らす方法を紹介します。
別途時間を追加する必要はありません。組み方を考えればよいのです。
では、どういうことか、以下に続けます。
1.皆さんは理論暗記で何分集中できますか?
皆さんは、ご自身の暗記効率がMAXを維持できる時間をご存じですか?
もしかして「時間無制限で」「効率の低い作業」を続けていませんか?
当方、暗記を日々続けながら、自分が本当に集中できる時間を探りました。
そうしたら、何と…たった20分しか続かないことが判明したのです。
実際には、ある点から効率がガクッと下がるワケではありませんから、
20分経過後に下がりはじめ、実質30分で事切れる感じでした。
自分でも驚きましたよ。
たったこれだけの時間しか集中できないのかと。
ただ、一度暗記から離れることをすれば集中力が回復することも判りました。
1~2時間後には、また同じ作業をすることができるようになるのです。
以下の図解はここまでのイメージです。
1.その時間を超えたら非効率=資源の無駄
集中できる時間を超えて暗記を継続したらどうなるでしょうか。
次第に効率は落ち、その時間を経過すれば数分の1まで下落します。
ヘタをすれば宵越しとなり、翌日が受講日ならミニテストは白紙です。
では、前述の内容と合わせ、どのようなパターンを築くと効率を最大化できるでしょうか。どうしたら無駄を追放できるのでしょうか。
1.理論暗記は細切れにして「1日×何セット」とする
理論暗記は短時間集中の方が効率性が高く、
効率性が低下しても一度離れると回復する。
一方、理論暗記を長時間ダラダラ継続しても効率性が低く、
時間の浪費に繋がる。
両者を比較すれば、その対応策は一目瞭然です。
概ね30分1セットにして、1日の勉強に分割して織り込めばよいのです。
それをすれば、高い集中力を維持できる時間がセットの数だけ確保できます。
一方、長時間ダラダラやると、最高の集中力を得られるのはたった1回。
最初のピークを迎えた後は全体が低調で推移します。
結果、分割することで、同じ量の理論暗記をするにしても時間の圧縮に繋がり、
集中度が高い分、記憶の維持率も高く推移することが判明。
こらもうね。よいことばかりでしたよ。
発見した方法を継続するしかありませんよね。
以下の図解は、理論暗記を細切れにした場合と覚えるまで継続した場合の比較です。
細切れにした方がトータルではおトクなことが判ります。
1.時間が短ければ締め切り効果も得られる
暗記時間を短く切るということは、
自動的に締め切り効果も併用することに繋がります。
早く暗記しないと集中力が切れる!これとも戦う必要があるからです。
1.集中度が高まれば暗記する場所はあまり関係なくなる
当方が自習室等で理論暗記を敬遠したのは、周囲のワサワサでした。
元々集中度が低い上に周囲の動きが相まって低空飛行を続けたのが要因です。
しかし、高い集中度を得てからは、あまり場所を選ばなくなりました。
最終的に電車内を利用するようになったのですが…
ここから先は次回送りとします。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。
【目次:理論重視で合格に繋げよう】