作家吉村昭・書斎

 

ミニコミ誌「アサココ」で吉村昭・書斎が公開されていることを知り、早速先日行ってきました

 

場所は、井之頭線井之頭公園前駅を下車し左に3分程歩いたところにあり「三鷹市吉村昭書斎」と表示ありすぐに分かります

 

 

吉村昭を知ったのはもう30年以上前に読んだ「戦艦武蔵」です

 

この本の大部分は当時の日本の造船界の総力を挙げて完成させた世界最大の「戦艦武蔵」の建造にまつわる記述であり、緻密な調査・取材を元に書き上げた内容は戦艦武蔵建造記録とでも言える内容だったと記憶しています・・・

ちなみにこの本はベストセラーになり、現在も若い読者に読み継がれているのはこの本が単なる小説ではなく当時建造にたずさわった技師達に取材したノンフィクションの記録小説で今では貴重な資料の意味合いが強いからかと思います・・・

 

吉村の書斎に興味をもったのは、その後読んだ吉村のエッセイ「私の流儀」で吉村の書斎が記されていました。吉村はここで一日の大半を過ごし、取材で家を留守にしても外泊は2泊までとし、帰るとすぐに書斎にこもったとあります・・・その書斎は6畳で、巾2m半ほどの大きな机が窓に面して設置してあり、そこからは窓越しに庭の草花が眺められ、四方の壁には全面に書架が誂えてある

また傍らにある椅子2客と小ぶりのテーブルは編集者との打ち合わせに使ったり、奥様とのお茶の時間に使ったりとあり、吉村はこの書斎を「この世で一番安らぐ場所」と言う位愛着があった場所でした・・・このエッセイの記憶が強く残っていたので今回実際に書斎を訪れ、吉村ワールドを体感することとした訳です

 

吉村は執筆に使った膨大な資料のうち今後使うことが無いものは保存せず、他の必要としている人のために古書市場に戻すことを彼の流儀としていたことも、吉村の人となりが良く分かるエピソードです

 

書架に囲まれ薄暗く落ち着いた室内と大き目な窓から差し込む陽の光、この中に入ると吉村ならずとも誰でも書斎の人になってしまうかも知れません

 

By 薫風

 

 

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