去年の夏の終わり頃だったかなあ。
出来上がった着物を受け取りに呉服屋さんへ行きました。
その日は、土曜日。
加賀蒔絵展が開催されていました。
蒔絵、鼈甲。
好きなもの過ぎる!!
というわけで、ついつい見つけてしまいました。
私に「買って、買って。」と叫んでいる帯留。
画像が暗くて見えにくいですね。
フクロウの美しい蒔絵が施された帯留です。
驚いたのは、その後。
この帯留を創られた「片山雅博先生」より
ご丁寧なお手紙をいただきました。
お目にかかった印象は、あたりの柔らかい歌舞伎の女形役者のような方でした。
決して押し付ける事がなく、「気にいって頂いてありがとうございます。」
と、こちらが恐縮するようなお言葉を頂きました。
先生と呼ばれる方でありながら、偉そうな感じは微塵もありませんでした。
一生の宝物がまたひとつ増えました。