また気温が一気に下がりとにかく最低でも室温16度をキープしつつ、ケース内の湿度も50%〜60%を維持するというかなりハードな日々。




庭に生えている苔なんかも食べていたので取り敢えず置いてみた。

一応翌日には散らばっていたので食べた…かも知れない。




オス。メスより一回り体が大きい。

そして隠れ家を独占してメスが入り込むと後ろ脚をパシパシ叩いて威嚇。




メスも反撃。前脚でしばき合い。思わぬ反撃に驚いたのか最近はこうしてじっとしている2匹。


個性もバラバラ。

でも本格的な喧嘩はしない。

どちらかが明らかにイライラすると脚や触覚を掃除。すると落ち着く。

カマドウマなりの喧嘩回避なのか、しまいには2匹揃って全身の掃除タイムと平和な光景。


ここ最近は週刊誌の記事がどーだらなど非常にその手の話題が嫌いな自分にとってはやはりこの2匹の存在は大きい。

幼虫から育てたことはないので餌も小さめにしたり、一番は脱走しないよう細心の注意を払う。




去年の12月上旬に見つけたメス。

脚は自切してしまったが、その脚を自ら食べていた。

膨らんだお腹からして産卵の為とはいえ、自ら自切した脚を食べてまで栄養を補おうとするその生命力。

すぐに逃すと、早速産卵を始めた。


カマドウマの産卵は少し独特。




テカテカとした粘膜なのか分泌物で産卵管が常に湿った状態なので硬い土でもずぼっと刺さり、後はぐりぐり動かして終了。



カマドウマは不定期かつ断続的な産卵なので数週間置いて突然産卵したり本当に謎が多い。


湿った場所ならコットンの上だろうと卵をあちこち産む。




成虫のお腹。直翅目はこのような持ち方をしないと暴れて脚を自切するのでかなりポピュラー。


これはデカ子。後ろ脚の筋肉の太さがやはり他の個体よりかなり大きい。死期が迫ると黒い線が濃くなるで、死線と勝手に呼んでいます。




ペンチかと思うほどトラウマ級の痛さのこいつに比べたら…カマドウマなんて本当に大人しくて可愛いもんです。

補足ですが、一部の虫を除いて積極的に噛んだり刺したりはしません。

虫たちから見たら人は得体の知れないモンスターそのもの。あまりこうしているとストレスになるので観察以外にはしません。

中には恐怖のあまりお漏らししたりするほどデリケートなのが昆虫。



因みにカマドウマも滅多にないですが命の危険が迫った場合は噛みます。

血が出る程度には顎が非常に硬い。





また雌雄揃ってしまったが、春になるまで。どうか何事もなく育つように。