もうじき震災から12年が経とうとしています。
やはりこの時期は気分が落ち込みやすくなります
星がとにかく綺麗で、それが殊更悲しく、慟哭。
家族にばれないように夜中に星を見ながら泣いた日々。
当たり前が消えた日。
頑張れ、頑張れが辛かった毎日。
明日、明後日の食べ物もなく、今後どうなるか分からないのに何をどう頑張ればいいのだろう。
頑張れ、は時に毒にもなる言葉。
実は震災のあの日、沿岸部付近に行く予定が急遽キャンセル。
行っていたら無事ではなかったと思います。
燃える海。積み重なった車。潮の臭い。
住み慣れた場所が全く違う場所になってしまった。
唯一心を鎮める場所は近所の公園。
それは今も変わらず、毎年桜が咲き、夏は木々の木陰で涼み、秋は昆虫たちの鳴き声を聞きながら満月を見上げる。
去年はジージー虫ことマダラスズも見つけました。12月下旬まで頑張って鳴いていたマダラスズも今はいません。
心の復興は未だに進んでいません。
前を向いても後ろを向いてもやはり付き纏う震災の記憶。
痛みと共に生きる。
花ざかりに散ってしまった小さな命たちと共に。