裁判員裁判第1号事件となった東京都足立区の殺人事件をめぐり、殺害された女性=当時(66)=の遺族が藤井勝吉元被告(73)=懲役15年が確定=に2千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。植垣勝裕裁判長は、遺族側の請求をすべて認め、請求通り2千万円の賠償を命じた。

 遺族は裁判員裁判の判決後、刑事裁判の記録を使って被告に賠償請求できる「損害賠償命令制度」により、藤井受刑者に約5800万円を求め、地裁は約4700万円を認容。藤井元被告は金額を不服として異議を申し立て、手続きは民事裁判に移行した。

 遺族側は民事裁判に移行する中で、藤井元被告の支払い能力などを考慮して請求額を2千万円に縮減。藤井元被告側は一切反論せず、請求を受け入れた。

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 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、消費者・少子化相を罷免された福島瑞穂・社民党党首は29日朝のTBSの番組に出演し、同党の連立政権離脱の可能性について、「私としては結論は言えない。明日の幹事長会議で議論する」と発言した。

 福島氏は28日夜の記者会見で、連立政権離脱の是非については、30日に常任幹事会、全国幹事長会議を開き、判断する考えを示していた。

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 埋め立てから20年以上放置した間に、500種以上の動植物や昆虫が生息するようになった北九州市若松区響町の産業廃棄物処分場跡地が22日、国内最大級のビオトープ「響灘ビオトープ」として仮オープンした。環境省が絶滅危惧(きぐ)種に指定するベッコウトンボなど貴重な動植物、昆虫もおり、市は今後観察道などを整備し、2012年春に正式オープンさせる。

 ビオトープは多様な生物が生息する空間。響灘ビオトープは広さ約48ヘクタールで、国内最大級とされてきた滋賀県長浜市の「早崎内湖ビオトープ」(17ヘクタール)の約3倍。

 市は80~86年、産廃などを埋め立て、その後長年放置していた。ところがやがて凸凹の地形に湿地帯や淡水池、草原が自然に生まれた。市は2002年ごろ、変化に気付き、産業用地にする計画を見直し、ビオトープとして整備することにした。これまでにチュウヒやコアジサシなど鳥類237種類、植物284種類、トンボやメダカなど24種類を確認している。

 この日は初のエコツアーを開催。長男武君(10)と参加した同市八幡西区の会社員、村口良さん(40)は「産廃処分場だった土地がこれだけの自然に生まれ変わって驚いた。人の手が入っていない自然が楽しめた」と話していた。

 正式オープンまでは毎月1回のエコツアー時だけ開園。入場無料。問い合わせは、市環境モデル都市推進室(093・582・2239)。【佐藤敬一】

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