青谷真未さんの
「ショパンの心臓」を読みました![]()
ひょんなことから古美術店で
バイトを始めたニート青年が
顧客からの依頼で
「ショパンの心臓」という
謎の言葉を残して世を去った
夭折の天才画家の幻の絵画を探す
美術ミステリー小説です![]()
装丁とタイトルから重厚な
物語を想像していたのですが
テーマは確かに重いものの
全体的に軽めの作風で
やや物足りなさも感じたし
依頼人から渡された
資料にろくに目も通さず
トンチンカンなことばかり
やらかす主人公の
ダメっぷりが際立っていて
かなりイラッとしたけど
物語自体は面白く
最後まで楽しく読めました![]()
装画に使われている
野田英夫氏の絵が気になって
調べてみたところ
ひょっとして夭折の天才画家の
モデルはこの方なのかなと思い
そちらにも興味が湧きました![]()
続きがあるような終わり方ですが
続編は出ていないようです![]()
この主人公が社会人として
どの程度成長したのか
その後を見てみたい気もします![]()


