永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」
永井紗耶子さんの「木挽町のあだ討ち」を読みましたとある雪の夜江戸木挽町の芝居小屋近くで菊之助という若い武士が父親の仇である男を斬り殺しこの事件は「木挽町の仇討ち」として評判となり人々の称賛を浴びたのでしたそれから2年後菊之助の縁者だという若い侍が仇討ちの顛末を聞くために芝居小屋の人々を訪ねて回るという大まかなあらすじ以外はネタバレになってしまう ため書けませんのでご了承ください最近映画化もされましたが予告映像をたまたま目にしてものすごくカッコよくてたちまち興味が湧いたものの残念ながら映画の上映は既に終わってしまったのでそれじゃ原作を読もうと思い立ちあっという間に読み終えましたこれはもう本当に掛け値なしの面白さなのでとにかく読んで!映画見て!それしかないです(映画を見ていない私が言うのも何ですが)物語の中盤くらいでひょっとしたらこれってそういうことなのかなとなんとなく察しはつくのですがやはりそうだったか!というしてやったり感よりもよくやった!お見事!と拍手を送りたいようないいお芝居を観た後のようなとても清々しい気持ちになりますある意味この作品自体がお芝居みたいなものなので芝居に救われる人がいて嘘に助けられる人生があるならそれもそれでいいじゃないかと創作の素晴らしさや物語の力をありありと見せつけてくれる極上のエンタメ時代小説です映画は配信が開始されたら必ず見る予定なのでそれまでは椎名林檎さんの「人生は夢だらけ」を聴いて作品の世界にどっぷり浸ります木挽町のあだ討ち (新潮文庫) [ 永井 紗耶子 ]楽天市場