カルステン・ヘン「本と歩く人」
カルステン・ヘンの「本と歩く人」を読みました書店で働くカールは歩いて顧客に本を届けることが生き甲斐の孤独な老人ある日カールはシュシュと名乗る9歳の少女に突然話しかけられそれからというものシュシュはカールの本の配達に勝手に付いて来るようになり小生意気なシュシュに最初は戸惑っていたもののカールとその顧客たちは次第にシュシュと心を通わせるようになり孤独なカールにとってシュシュはかけがえのない存在になっていくのですしかし店主の死によってカールは書店をクビになり父親にカールと出歩くことを禁じられたシュシュとも会えなくなり一体どうなっちゃうの?という展開になるのですが最後は大団円なのでそこはご安心ください各章のタイトルに有名な文学作品名が使われていたり実在する本が沢山登場したり本好きならすぐに分かる仕掛けが色々あるのも楽しいし思わずはっとさせられたりジーンとしてしまうような場面があちこちに出てきて書評で紹介されていて興味を持って読んでみたのですがこれは久々の大当たり本当に素敵な本に出会えました図書館で借りて読んだものの購入して手元に置いておきたいと思ったほどです本国ドイツでは映画化もされているそうでぜひ見てみたいですが日本で公開されることは果たしてあるのかなぁ…本と歩く人 [ カルステン・ヘン ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}