エンコード方式による音楽ファイルのサイズを比較してみました。

比較する音楽ファイルは、iTunes(12.6.2.20)の自動設定を使って、CDから読み込んでいます。

     

 

 比較に使用した音楽ファイルは、ハイレゾ音源 その2 再生編でも使用した結城アイラさんの「うた」です。

 

 改めて、iTunesの取り込み設定を見てみると、Apple Losslessというエンコード方式がありました。

 

 64GBのiPhoneやiPadを使用していますが、ストレージの使用が2割程度なので、WAVでもいいかなと思いましたが、WAVだと、アートワークが登録できません。しかし、Apple Losslessでは、アートワークの登録が可能で、さらに、WAVに比べ、サイズを小さくできるので、これからは、Apple Losslessで読み込むことにします。

 

 Apple Losslessエンコードは、可逆圧縮、つまり、再生時にWAVと同じデーターに戻せますので、音質もWAVに近いものとなります。圧縮を戻す処理が入るので100%同じではありませんが、それに近い音質になるはずです。

 

エンコード 設定(*1) ソース(*2) ビットレート サンプルレート サンプルサイズ ファイルサイズ
WAV(ハイレゾ音源) - e-onkyo music 49,152kbps 768.000kHz 32bit 1.50GB
AAC - iTunes Store 266kbps 44.100kHz - 8.9MB
オーディオCD - - 1,411kbps 44.100kHz - 44.6MB
AAC iTunes Plus CD 256kbps(*3) 44.100kHz - 8.3MB
AAC 高音質 CD 128kbps 44.100kHz - 4MB
MP3 高音質 CD 192kbps 44.100kHz - 6.1MB
MP3 良音質(*4) CD 160kbps 44.100kHz - 5.1MB
MP3 標準音質(*4) CD 128kbps 44.100kHz - 4.1MB
WAV 自動 CD 1,411kps 44.100kHz 16bit 44.6MB
AIFF 自動 CD 1,411kps 44.100kHz 16bit 44.6MB
Apple Lossless 自動 CD 716kps 44.100kHz 16bit 23.6MB

(✳︎1)設定:iTunesの環境設定のCD読み込み設定で、選択したCD読み込み設定。

(✳︎2)ソース:オーディオファイルの入手先、または、エンコードした元ファイル。

(✳︎3)VBR(可変ビットレート)が設定されます。

(✳︎4)ジョイントステレオが設定されます。これは、ビットレートが低い場合、左右のチャンネルのビットレートを按分して音質を高めます。