ハイレゾ音源で、いくつかの音源の入手とMacでの再生(*)までは試してみましたが、せっかくなので、SONY ヘッドフォンアンプPHA-1Aを試してみました。

(*) Makbook Pro(Retina,15-inch,Mid2014) + iTunes + ヘッッドフォンポート + SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900

 

 

再生環境の確認

 e-onkyo music再生環境を参照しました。

http://www.e-onkyo.com/support/listen.aspx

 上のリンク先の再生環境をMac,iOSに限定して、簡単に表にまとめてみました。

再生環境 ファイル形式
WAV flac MQA DSF/DIFF
Mac iTunes × × ×
Audirvana Plus ✳︎1
VLC ✳︎1 ×
Amarra ✳︎1 ×
iOS iTunes ✳︎2 × × ×
ONKYO HF PLAYER ✳︎3 ✳︎3 × ✳︎3

注意:○についても、制限等がある場合がありますので、詳細については、e-onkyo music再生環境のページを参照ください。

✳︎1:MQAのクオリティで再生するためには、MQAに対応したUSB-DACなどの利用が必要

✳︎2:48kHz以上のWAVファイルが転送できません。

✳︎3:ハイレゾ再生するためには、HD プレーヤーパック(有料)か、外付けのDAC-HA200が必要。

再生プレイヤーについては、以下を参照ください。

 

SONY ヘッドフォンアンプPHA-1Aを試す

 PHA-1Aは、対応サンプリング周波数/ビット数が、最大192kHz/24bit、DSDには未対応。

iOSでの再生

 SONYは、PHA-1Aに対応したiOS用アプリを提供していない為、サードパーティー製のアプリを利用する事になりますが、PHA-1Aに対応したアプリを確認することが出来ず、結果として、ただのヘッドフォンアンプとなってしまいました。
✳︎:PHA-1Aの対応機種一覧:
✳︎:44.1 kHz/48 kHzの再生は可能ですが、入手した音源はこれ以上の為、確認できませんでした。iTunesからiPoneに転送しようとするとエラーとなります。

Macでの再生

 再生方法としては、先の再生環境一覧のアプリに加え、SONYが提供しているアプリ”Hi-Res Audio Player”(http://www.sony.jp/support/netjuke/download/hi-res-ap-mac/)が利用できます。
 
 また、Macは、標準で24bit/192kHz対応のUSB DACのドライバーを持っているので、ドライバーのインストールは不要です(WindowsはSONYからドライバーを入手します)。
 サウンドの出力で、Sony Headphone Amplifier(PHA-1A)を選択します。
 

結城アイラさんの「うた」WAV 768kHz/32bitを再生

 Hi-Res Audio Player、VLCでは再生できませんでした。
 iTunesでは、再生が可能でしたが、ヘッドホンアンプの仕様であるはPCM 最大192 kHz/24 bit以下に変換されれていることになります。
 

 iTunes Storeから、結城アイラさんの「うた」をダウンロードして比べてみました。

  • Makbook Pro(Retina,15-inch,Mid2014) + iTunes + ヘッッドフォンポート + SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900
  • Makbook Pro(Retina,15-inch,Mid2014) + iTunes + PHA-1A+ SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900

 音源による違いはなんとなくありますが、フォーマットの違いなのか元々の音源に由来しているのかはわかりませんでした。

 また、ヘッドフォンポートと、PHA-1A経由での再生の違いについては、全くわかりませんでした。

  • ハイレゾ音源のプロパティです。ファイルサイズが、なんと1.5GB。
  • iTunes Storeのファイルです。

結論

 違いはなんとなくありましたが、ソースの元の状態の違いなのかわわからず、いずれにしても、どの再生でも特に不満は感じませんでした。

 iOS11でflacに対応されるようなので、その時には、PHA-1Aも有効活用できるかもしれませんので、iOS11のリリースを待つこととします。

 

 

使用したヘッドフォンSONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900