前回の投稿から、諸事情でずいぶんと間が空いてしまい申し訳ありません。今回は、空室が埋まらないワンルームマンションに対し、サブリース契約を結んだ顛末をお話しさせていただきます。
所有しているワンルームマンションが、3か月たっても空室が埋まらないことに焦った私は、業者の提案に乗ってサブリース契約を結ぶことにしたのです。
今思えばこの瞬間に時限爆弾のスイッチを自分で押してしまったようなものです。家賃は10%下がりましたが、一時空室のストレスからは解放されました。しかし「その時」はやってきました。サブリース契約から5年たち突然、管理会社から家賃の減額を告げられたのです。
契約当初は気にも留めなかったのですが、サブリース契約書をよーく読むと、契約の更新に際しては、双方協議の上新しい家賃を設定するが、合意を得ないときには賃借人(管理会社)の提示した新条件で5年間継続する。の一文が入っていました。結局この段階でサブリースの家賃が10%下がり、完全に手出しとなったのです。
「このままではローン返済までの間に破たんする!」遅ればせながら自分の置かれた状況に気付いた私は、損切りを決断し、とある不動産仲介業者に所有する2部屋を売りに出しました。このころは、東京オリンピックの開催も決まり、外国の投資家が日本の投資用マンションを積極的に買い始めた時期で、ほどなく私の所有するマンションも香港在住の投資家が私の買値より200万程度安くではありましたが買ってくれました。「もう損切する」と腹を決めていたので迷わず売りました。しかしここでまたあのサブリース契約の中に「中途解約の場合には賃料の3か月分を支払うものとする」の一文が入っていたのです。簡単にサブリース契約を解除させないための業者の仕掛けた「罠」ですが、その条件で契約したのは他ならぬ私です。すべては自己責任という言葉が、心に刺さります。大きな痛みと後悔とともに、私のワンルームマンション経営は終わりました。
結局、投資用マンションノディベロッパーは、安く仕入れた物件を投資家に高く買わせ、空室が出たタイミングでまともな客付けもせず、自分たちに圧倒的に有利なサブリース契約を結ばせて、投資家の首をじわじわと絞めつける存在であることを思い知ったのでした。
この区内のマンションは2室5年間保有してトータル350万円程度の損失になりました。高い授業料でしたが、サブリース契約の恐ろしさを身をもって体験することができました。・・・
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。