■大人だから楽しんで読める、大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!

$*音 楽 画 廊 2*
VOL・054



ほん運び大人だからこそ読んでほしい青森の魅力が伝わる本です。

「名前は知ってるけど青森だったんだ?」といったものから定番までセレクト。

是非ご一読を!



 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
 /石川拓治 (著)、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 (監修)


奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)/幻冬舎

¥576
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Arika報告書v1アイコン青森はリンゴの生産・出荷が日本一の県です。まさに青森の代名詞といえます。リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。 今でこそ無農薬の作物が数多くありますが、木村さんは不可能と言われたリンゴで無農薬を実現しました。感動の記録集。






 ポケットに名言を/寺山 修司 (著)

ポケットに名言を (角川文庫)/角川書店

¥432
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Arika報告書v1アイコン「僕の職業は寺島修司です」とは、著書があまりにもいろいろな仕事をしていたために本業を聞かれたときの言葉(名言)。本書はそんな著者が選んだ名言集です。世に名言・格言集の類は数多いけれど、これほど型破りな名言集はきっとない。歌謡曲から映画の名セリフ。「職業・寺島修司」の一端が垣間見えます。





 恐山: 死者のいる場所/南直哉 (著)

恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)/新潮社

¥756
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Arika報告書v1アイコン恐山にイタコがいないってご存知でしたか? 私も読むまで恐山といえばイタコと思っていましたが、実は違うそうですよ。死者は実在する。懐かしいあの人、別れも言えず旅立った友、かけがえのない父や母―。たとえ肉体は滅んでも、彼らはそこにいる。日本一有名な霊場は、生者が死者を想うという、人類普遍の感情によって支えられてきた。イタコの前で身も世もなく泣き崩れる母、息子の死の理由を問い続ける父…。恐山は、死者への想いを預かり、魂のゆくえを決める場所なのだ。無常を生きる人々へ、「恐山の禅僧」が弔いの意義を問う。 この本は今までと違った霊場恐山の品です。読めばイメージが変わりますよ。





 津軽百年食堂/森沢明夫(著)

津軽百年食堂 (小学館文庫)/小学館

¥689
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Arika報告書v1アイコン青森三部作の一作目。百年の刻を受け継がれた「こころ」の物語。ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈むように暮らしていた陽一と七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる憶いをつのらせていく。一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた、賢治とトヨの清らかな恋は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき……。桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、永々と受け継がれていく《心》が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。美しい映画のようなこの小説を読み終えたとき、あなたはきっと、恋人、家族、友達、夢、故郷……、すべてを抱きしめたくなっているでしょう。





 青森ドロップキッカーズ/森沢明夫(著)

青森ドロップキッカーズ (小学館文庫)/小学館

¥669
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Arika報告書v1アイコン青森三部作『津軽百年食堂』『ライアの祈り』の根幹をなす、感動エンターテインメント小説。いじめられっ子の中学生・宏海、中途半端な不良で同級生の雄大、そして再起をはかるアスリート姉妹の柚果と陽香…。何をやってもうまくいかない彼等を結びつけたのはカーリングだった。青森を舞台に、見た目もキャラもバラバラな凸凹四人組が巻き起こす、爽快度120%+しみじみ泣ける青春カーリング小説。





 ライアの祈り/森沢明夫(著)

ライアの祈り (小学館文庫)/小学館

¥767
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Arika報告書v1アイコン青森三部作の完結編。縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、35歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の、豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか……。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく2つの感動物語。シリーズを通して登場してきた桃子がヒロインとなる本作。他の作品と同様に地元の名産や名所が随所にちりばめられ、旅行に行った気分にさせてくれます。青森の魅力一杯の本!





 竜蹄の門(1~4巻)/やまさき拓味(著)

竜蹄の門 1 (SPコミックス)/リイド社

¥637
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竜蹄の門 2 (SPコミックス)/リイド社

¥637
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竜蹄の門 3 (SPコミックス)/リイド社

¥637
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竜蹄の門 4 (SPコミックス)/リイド社

¥669
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Arika報告書v1アイコン江戸時代幕末――東北・尾駮藩の沖に難破した外国船。 そこに乗っていた異国馬・バタヴィアは 主人公の光羈(ひかり・たづな)と運命的な出会いを果たす。 バタヴィアの背から見た景色に魅せられた羈は、 バタヴィアとの絆を深め、タッグを組み、開港間もない 横浜の外国人居留地で行われる近代競馬のレースに身を投じていく。馬産地といえば北海道や九州が有名ですが、実は青森も日本有数の馬産地なのです! このマンガは八戸藩をモデルに、架空の藩を舞台として日本近代競馬の始まりを描いた本です。馬の描写が秀逸です。