40代オヤジである著者の生の声と言えるのではないでしょうか。
なんか、生すぎる気もしますが。
私とはちょうど干支一回りぐらい年齢が違いますので、
なかなか共感できる部分は少なかったものの、
確実に訪れる未来の物語として読めてしまうところが
ちょっと悲しいところ。
特に、若干ハラの出っ張りが気になっている
読者(もちろん私)としては、自分のことをためらいなく
デブとよぶ著者の姿は、むしろ「怖い」。
オレもきっとそうなるんだ…という想像は
あまり楽しいものではありませんです。
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