仏チームでは練習後、就寝前に愛を語らう時間が設けられている。カミュの奥方への愛に始まり、トリスタンやティモテの美への愛、オジュワールの忍者、日本への愛、エドガーの芸術への愛…。毎回ひとりが何かへの愛を語り、最後にはテニスへの愛、この大会への愛、仏チームへの愛を確かめ合って就寝となる。
初めて僕の番が回ってきた時は、ブランシュネージュへの愛を語った。愛を与える対象と言えば、それくらいしか思いつかなかった。5歳の誕生日に僕の元に来て以来、ずっと一緒だった。勿論この大会へも連れてきて、毎日の散歩を楽しんでいる。
「王子は今日の試合で、今大会の最短記録を塗り替えたね」
「ブラボー!流石はプリンスオブエース」
「凄いでおじゃる!」
「相手が弱かっただけだ。詰まらん試合だった」
「確かに王子は強い。まだ中一だし、もっと強くなれるさ。でも、その為には”真実の愛”を知らないとね」
「真実の愛…?」
ラケットを愛おしそうに抱きながら言うカミュ。意味が分からない。
「愛とテニスが強くなることに、何の関係があるんだ?」
「俺には分かるぜ。愛を知ると人生が楽しくなる、毎日がワクワクする。テニスが楽しくて仕方なくなるのさ」
「そうだね、だから僕も、この大会が楽しいよ」
トリスタンとティモテも続けて言った。エドガーもうんうんと頷いている。ちょっと分からなそうな顔をしているのは、中一のジョナタンとオジュワールと僕だ。
「…愛、ねぇ…」
シャルダール家の正当なる王子、将来的に結婚するのは何処ぞの王族の姫君と決まっている。自由に恋愛するつもりは最初からない。民を愛する寛大さを持て、とよく父上に言われるが、庶民は好きになれない。
「王子も分かるよ、きっとその内ね」
「そうだね、世界中からテニスを愛する選手が集っているんだ。この大会で、素晴らしい出会いがあるかもしれないよ?」
「王子、拙者と一緒に頑張ろうでおじゃる!」
「…あぁ…」
確かに、遥々仏から来たのだ、心踊る出会いがあって欲しいものだ…。
(→リョ桜王子)
★
ドリライ見納めに追加メモ。東京最終日昼。
もう一月経ったなんて…。結局コメンタリーないのか、年末くらいまで見られないなんて…。
サムライファイター、やはり最後のラリーでラケットが弾け飛び、舞台下に落ちてた。リョが取れれば取ろうとしたけど駄目でそのまま。取れたらどう渡してたかも見たかった。その直後 最後の曲 えー 五月蠅いよー 35秒で衣装を脱ぎ移動し舞台から飛び出す…、最高にカッコイイ!
★まほやく音楽祭
テニミュに慣れてると、2時間公演なのに休憩あるなんてびっくり。
ほぼ全キャラ集合で豪華!まぴ君じゃないのは残念だが…、もう新テニ始まってるので仕方ない。でもオールキャストだからこそ、好きなキャラ個々の出代ちょっと少ない。ミスラもっと見たかった。
後気になるのは、自分の死を予感しているふぃがろ先生、ブラッドレーに馬鹿にされ 強くなりたい と歌った後に、 今はまだ幼くあれ、伝説の子よ(みたいな) って言われてるけど、ミチルが特別な存在ってこと?若い世代皆がってこと?やっぱり続き見たいなぁ。
で今回でヒースクリフは卒業らしい。テニミュみたいに定期的に全卒業がないと、基本は皆続投だけど、人数多いから長くは続け辛いのかな。
買わないけどこのDVD発売、年末の別公演とセットで13カ月後?!それを1万の内金で予約開始って…、えぐいな。
★以下SQネタバレ注意!!!
一番手近な店で立読み出来ることに気付いてラッキー♪
遂に兄弟対決が始まる…!と2ヵ月前からドキドキして落ち着かず、アワアワしてた。王子台詞ありで登場! 何という因果だ みたいな。ふんぞり返って観戦、桜乃ちゃん描かれるの病院シーン以来?まぁふたり一緒ではなかったが、描かれて嬉しい。
やはり止めたい親父に一言、 『本気でなけりゃ意味がないね』 すっごくカッコイイ!因みに自分で話書く時はまぴリョボイスで再生してるけど、これは皆川さんボイスで再生された。
早速天衣無縫が奪われたが、それは親父の模倣を手放す為にわざと。でも天衣無縫って楽しいって気持ち、誰でも持ってるって言ってたよね?だったら楽しさを思い出せば、全国大会みたいに何度でも取り戻せるんじゃ?何ならリョーガも、今まで楽しめなかった分、やっと楽しめてめでたし、みたいな結末だったら良いな。まぁそんな単純には行かないだろうが。
だが開始早々、南次郎が脳動脈瘤で倒れる…。え?!大丈夫?病室前の兄弟、試合は中断し、特例でD1先にやることに。…え???そんなのあり???特例って、ふたりが兄弟でその父親が倒れたから特例なの?本来なら補欠対決って、無効試合の可能性ってこと?補欠って誰?後回しになったら結果は変わる?私のハラハラは何だったの?月ジュファンの心構えは?まぁ先に主人公戦が終っても困るんだけど…。かなり肩透かし。本誌とミュ、熱い暑い夏になる予定だったのに…。確かに見たいけど見たくなかった、主人公は後に取っておいてほしかった。だからまぁ良いんだけど…、正直微妙。