昨日の「K-1」選手の中でボクシングができるのは≪カラエフさん≫と≪レコさん≫と≪ハリッドさん≫の3人ぐらいかな~と思った。
まあ、K-1はボクシングじゃないからいいんだけど、それにしても巨漢の人達はパンチを打つのが下手だ。
強いパンチを打つためには次の要素が必要になる。
【打つ方向への体重移動×足・腰・肩の回転×全てのスピード×真直ぐに打つ】という4点。
巨漢の人は体重移動をやりすぎると前にふらつくし、回転させようとすると体が流れるみたい。なので、上から横から下から力まかせの“ブン回しパンチ”発射ということになるらしい。
始めは結構威力があり相手も簡単にフラフラっとなったりしている。しかし、巨漢のブン回しパンチはすぐに効かなくなる。それはなぜか?
上に書いた4点を上手く使えていないということもあると思うが、決定的なのは一番最後にある【真っ直ぐに打つ】ということができていないから、だと思う!
コレは宇宙の法則で決まっていて(何とかの法則とか原理とか名前があるのだろうケド、わかりません・・・)、ある球体Aがある球体Bに一番力を伝えるためには真ん中に真っ直ぐぶつからなければいけない。
また、割り箸を紙で折る場合、横にした割り箸に対して紙を縦に持ち直角に当てなくては割り箸は折れない。
斜めにヒットしたり、直角でなかったりすると力が逃げてしまい、衝撃力は半減する。
ブン回しパンチを思い出してみると、大概横や上から振り回すという形になっている。これでは相手にパンチが当たっても威力は半減してしまうのですね。試合開始直後は“パンチを押し込む”という力があるので効きます。コレはパンチのというより力の差、体格の差ですな。体力が無くなってくると押し込むことすらできなくなり、振り回すだけのポコポコパンチと化してしまう。
だけど、決勝で惜しくも負けてしまったゲーリーグッドさんのブン回しパンチは異様に効いていますねぇ。
その要因は、ずばり背筋にあると思う。特にゲーリーさんは後背筋が強いのでしょう。背筋が強いとパンチが当たった瞬間の跳ね返りを止める事ができる。
詳しく言うとパンチが当たった瞬間、その力は「相手に衝撃として伝わる力」と「自分の拳を伝わって自分に戻ってくる力」の二つに分かれる。その、戻りの力をゲーリーさんは背筋の力で止め、その力も含め相手にねじ込んでいるのです。まあ、木製バットと鉄製バットとの衝撃の違いみたいなものかな。
しかし、ゲーリーさんも後半パワーダウンしてしまってはその力が半減し、効かなくなってしまう。あそこで力任せのブン回しパンチではなく普通に真っ直ぐパンチを打つ事ができれば試合結果はどうなったかわからない。
パンチの基本である肩(構えの手の位置)から相手めがけて最短距離を打って最短距離で構えに戻るという真っ直ぐに打つということをやらないとモハメド・アリやマイク・タイソンみたいな長期間トップでいられるヘビー級スターにはなれません!