【増補版】第24回UPs大喜利ライブ(2023.9.10) | フライパンしか持ってな「かった。」

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※昨日ポストした記事ですが、ライブ帰りで時間がなかったこともあり、ちょっと説明不足な

既述が多かったように思います。よって改めて【増補版】として

「5.印象に残った回答者さん」の章を加筆修正いたしました。

 

『こぐまカリー「MashUP」2023.1.29』の記事の途中ですが、緊急で差し込み記事を
UPさせていただきます。理由は「早く書かないと忘れちゃう」からです。

 本日の記事です。

 2023年9月10日(日)に 日本橋UPs で観ました

  第24回 UPs大喜利ライブ

 の思い出 です。

※ドリンク代込みで1000円でした。再入場も可です!
 

1.はじめに

(1)UPs大喜利ライブとは?

 ①正社員をやりながらフリーのお笑いピン芸人をされてる川嵜でし太さん主催の

 大喜利ライブです。
  ・・・などとさも知ってるように書きましたが、UPs大喜利ライブに行ったのも今日が

 初めてですし、川嵜でし太さんに至っては名前の読み方もわかんないくらいです

 (多分kawasaki)。
  一応ネットで調べましたがあまりにも情報量が少なく、わかったのがこんくらいです。

 ②プロ・アマ混戦
  UPs大喜利ライブの特徴は、エントリーに条件がなく(多分)、プロ・アマ問わず誰でも
 参加できることです。
  おれは東京時代、週2日は色んなお笑いライブに通ってましたが、ここまでオープンな

 ライブはありませんでした。
  正確な演者さんの情報がありませんので見た目の印象だけですが、
  若いOL風の女の人からちょっと年配のご婦人、明らかに年配の男の人。
  TVに出ることもあるプロ芸人さんからお笑い好きの一般人まで実に様々です。

  そんな人たちが総勢50名、フラットに戦う場がUPs大喜利ライブです。

 ③予選と本選
  1)予選
   42名(6人1組で7組)
   お題は2問×5分
   審査は出演者が行います。

   各組2位までが決勝進出
   7組通じて得票数の多かった一人が決勝進出

  2)本選
   上記1)と本選からの出場者(14名くらい?)で争われます。
  
  おれは今回、本選2回戦目までの観覧でしたので、本選の細かいことはわかりません。
  

(2)なぜ観に行ったか?

  くぴぽの服部さんがエントリされていたので応援しに行きました。
  おれごとき一般ファンが顔見せたところで、なんともないとは思いますが、少しでも
 知ってる顔が客席に居た方がリラックスできるかなぁと思いました。


2.結論

  上記の通り、予選と本選2組までですが・・・

(1)懐かしい感覚
  そこにはかつて通ったお笑いライブと同じ空気がありました。

(2)思ったより面白かった
  これは当初から予想してましたが、お笑いは音楽ライブより遥かに高度な教養が必要です。
  言語的な理解はもちろんのこと文化的・風俗的・習慣的背景において、回答者とある程度

 の共通認識が無いと面白さがわかりません。これはなかなか高度な課題です。  

  正直、おれが面白かったと思えたのは1組中で3~4個ってトコでした。
  それでも飽きることなく観れました。充分だと思います。

(3)趣味の大喜利
  今回、感銘を受けたのは素人の皆さんの活躍ぶりです。
  大喜利は充分趣味として成り立つことがわかりました。

  ・・・というより大喜利はプロが行うパフォーマンスではない気がします。
  なぜなら日常プロとして大喜利をやってる人は笑点メンバーくらいで、それ以外の

 芸人さんが余興以外で大喜利をやっているところを見たことがありません
  
  大喜利は一人では成り立たないコンペティティブなモノです。
  日々の鍛錬で技術を向上させる余地はいくらでもあります。
  お金もかからず、日々の生活の中で訓練もできる。
 「大喜利の場さえあれば」一生を通じて取り組める良い趣味だと思います。

(4)観客より多い演者
  50名を超える演者さんに対して純粋なお客さんは多くて10数名ってトコかと思います。 
  予選と本選、時間帯によっても純客数は大きく変動すると思われます。
  敢えて「地下」と言わせていただきますが、地下お笑いライブとしては演者の方が

 観客より多いのは珍しいことではありません。
  採点を観客ではなく演者が行うのはこーゆー事情からだと思われます。

  観客より演者が多いことについて、一観客としておれは大いに歓迎です。
  なぜなら演者の人はめっちゃ笑うので、釣られてこっちも笑ってしまう時もあります。
  場を朗らかにするのに演者の笑いは役に立っていると思います。


3.予選

(1)ウケの良い回答パターン
 ①回答が短い
 ②アニメネタ
 ③ちょっと知的な感じの奴
 ④抽象的だけどそのシーンが想像できる奴
 ⑤かぶせ(前の回答に更にかぶせてくる奴)

(2)ウケの悪い回答パターン
 ①フリップを見せる前に長々としゃべる(けっこーいた)
 ②ストレートな下ネタ
 ③言葉遣いが悪い(生理的に嫌悪感を抱かれやすい)
 ④シュール過ぎる奴

(3)意外と少なかった回答パターン
 ①絵(←技術が居る)
 ②ダジャレ系

(4)回答者さん
 ①日本の人口比率的に見ても太っちょの人が多い
 ②若手は少ない
 ③女の人は総じてエキセントリック
 ④演者さん同士が褒め称えあってて平和


4.本選

  2回戦まで観ましたが、本選からの参加の強豪が加わったことで、全回答者の回答が
 底上げされたように感じました。どの回答も面白かったです。
  あと回答者同士のやり取りも面白くて「若手お笑いライブ感」がめためたありました。


5.印象に残った回答者さん

  twitter(現X)に載ってた出演者リスト(50音)順
  名前を取り違えている可能性も大いにありますがその時はごめんなさい。

 

※追記(2023/9/11):書き方が大雑把過ぎて伝わりにくいかもしれませんが以下の人は基本的におれが面白いと感じた人達です。おれは面白くなかった人のことは書きません。

(1)安達些細 さん
 ①良いところ
  見た目がアイドルさんかってくらいめちゃかわいい。ほんわかして癒し効果もある。
  ウケを焦って汚いネタに走らない
 ②感想
  見た目と違い男っぽい力業の笑いで押し通そうとするところが面白い。

(2)永久保存さん
 ①良いところ
  めちゃ貫禄というか凄みがある。若手芸人的なギラギラ感がある。 
 ②感想
  割と大振り
  ステージ外での見た目はとても気が良さそうな人なのに、ネタの時の口が悪くて荒い。
 「笑え!圧(Come on laugh!pressure)」がある。

(3)川嵜でし太さん
 ①良いところ
  主催者として真剣に一生懸命運営に取り組んでいる。真面目さがにじみ出ている。

  ポンコツ風ではあるが人から好かれそう
 ②感想
  主催者なのにテンパり過ぎて、めっちゃ派手な服を着てるの顔色だけ悪い
  いちいちウケなかった時にすごく落胆した顔をする。川嵜さんは面白いからもっと

 自信を持てばいい。

(4)ギャラ☆さん
 ①良いところ
  一喜一憂せず淡々としている  
 ②感想
  少しおじいさん

 ※BかCあたりに座ってた人。違う人だったらすみません。

(5)きんしたまごさん
 ①良いところ
  字がキレイ。ネタもキレイ。面白いかどうかは別として安心できる。
 ②感想
  かなりおじいさんなのに、すごく楽しそうに大喜利をされてる。良い人生だなぁと思う。
 ※万が一おじいさんでなかったら本当にすみません。声とかめっちゃ出てたし

  マジでおじいさんじゃないかも?

(6)CRYさん
 ①良いところ
  大喜利職人!地味だが純粋にネタだけで勝負してる感じがカッチョいい!
 ②感想
 「暗いさん」だと思ってたらCRYさんだった。アマチュアだそうですが大喜利はプロ級!

(7)古谷健太さん
 ①良いところ
  言葉がわかりやすい
 ②感想
  身体がでかくて見た目でインパクトがある!回答も面白かった!

(8)櫻宮デンジャラ さん
 ①良いところ
  堂々と自信を持って回答している
 ②感想
  急に大声を出すのでびっくりする

(9)すり身 さん
 ①良いところ
  自分を曲げない
 ②感想
  何のひねりもない下ネタ言う
  司会に咎められても更に言う
  心が強い

(10)するめ大夫さん
 ①良いところ
  幸薄顔なのに回答の時だけとてもハイテンション
 ②感想
  見た目と回答のギャップが面白いようなちょっと怖いような・・・。

(11)チビタダンサブルダンス さん
 ①良いところ
  見た目は上品なご婦人なのに大喜利ではめためたテンション高い!
 ②感想
  回答の立ち上がりが早い。軽いパンチを沢山繰り出す。踊るように回答する。

  大喜利が心底お好きなんだと思う。他の回答者の回答もにこにこ見てた。

  大喜利界のビッグマザー。

(12)特攻さん
 ①良いところ
  めちゃ一生懸命。じっくり考えている。
 ②感想
  ウケないことが続くと、メガネの奥の目がだんだん怖くなってくる

  大喜利に命がけ感がある。この人の前で大喜利の悪口絶対言わんとこうと思った。

 ※2023.9.13追記

 「大喜利に命を懸けている」ではなく、「大喜利で命(人生)を構築している」という

 のが正しい見方であるとご本人のポスト(旧tweet)にありましたの追記しておきます。

 そして、特効さんの事は予選の10分間程度しか観てませんが、誰よりも「一生懸命」に

 見えたのは間違いではなかったと改めて思いました。

(13)とうふ さん
 ①良いところ
  見た目が白くでふわふわしてる。ネタがわかりやすくて面白い。歌も上手い。
 ②感想
  27歳と若手ながら大喜利おもしろ3要素(ネタ・ムーブ・フォロースルー)が

 形式上ある。アピアランスと相まって「この人面白い人なんだろなー」と思わせる。
  
(14)二塁さん
 ①良いところ
  手数でポイントを稼ぐボクサファイター型の大喜利スト。沈黙を作らない。
 ②感想
  数で勝負だが観客の反応を見ながら微調整を繰り返している。安定感がある。
 
(15)脳髄筋肉さん
 ①良いところ
  淡々と回答するので滑りも目立たない。というか堅実なネタが多く絶対大きく滑らない。
 ②感想
  小さいパンチを効かせながら、ここ一番で大技。一気にポイントをかっさらう。
  回答ももちろん面白かった。
  今回優勝されたそうですが、大いに納得。

(16)ハゲイナズマさん
 ①良いところ
  回答の口調が上手い!ネタの面白さ50%UP。
 ②感想
  もしや芸人さん?何もしてなくても「おもしろい人ですよ」感がある。
  会話が上手で芸達者な感じもする。なんか面白かった。

(17)服部真希 さん
 ①良いところ
  アウェー感いっぱいの中頑張ってた。
   恐らく今回のご出演者の中の誰よりもステージ経験が豊富な上に、芸能関連に幅広い

 交友関係もある。何よりプロのアイドルという特殊な職業。充分エッジの効いたキャラ

 にもかかわらず、それを一切表に出さず、一大喜利ストとして純粋にネタで勝負する姿に

 服部さんの大喜利に対する真剣さが見て取れました。
 ②感想
  後半ややペースが落ちたものの、前半は手数も多く、小刻みに笑いを積み上げていました。
  ネタは面白いが瞬発力と即応性に課題があるかもしれません。
  あと、MCからのアシストが少なかったのがちょっと残念。

  今だから言いますが、もし服部さんが苦し紛れに「アイドルあるある」とか

「オタクを貶めるネタ」をやったら、大喜利の服部さんを応援するのは止めようと思って

 いました。しかしそれは全くの杞憂でした。
  これからも大喜利の服部さんを応援したいと思います。
 ※お題で出たとか必然性があるアイドル・オタクネタは全然OKです。

(18)ハヤイカガヤイ さん
 ①良いところ
  受付をされていました。めちゃ親切で良い感じの人でした。
  回答もほんわかしてて嫌味がありません。
 ②感想
  大喜利は手数が少なすぎた。緊張されてたのか1問目猿回しと皿回しを間違ってたかも?
 
(19)fromyoh さん
 ①良いところ
  キャラ立ちが良い!声が高くて個性的。アピアランスもめっちゃ目立つ!
  調子に乗った若手芸人的おもしろオーラが出ている

   ←でも、これでただの一般人だったらめっちゃ腹立つと思うw
 ②感想
  他の人とちょっと変わった回答をしてて面白かった!

(20)ベンチウォーマー さん
 ①良いところ
  普通に面白かった
 ②感想
  手数も多く、ネタもそこそこ面白い。けどなぜか印象が薄い。普通だからか。

(21)やわらか金剛 さん
 ①良いところ
  受付付近でめっちゃ良く働いていた
 ②感想
  フリップをあまり良く見せないので内容がイマイチ良くわかりませんでした。
  ただウケない時、静かに悔しそうにボードをけしけしする姿が哀愁があって良かったです。

(22)良さげさん
 ①良いところ
  独特な口調で短いセンテンスをボコっと吐くのがめちゃ面白い!
 ②感想
  内容は全くわからない。シュール系なのかもしれない。ただ雰囲気が面白いので良い。

 

※2023.9.13追記

 お名前が判明した回答者の方がいらっしゃいましたので追記します。

 

(23)あると さん

  「ミキのお兄さんの方に似てる人(※)」でした。

 ①良いところ

  回答の時の言葉が丁寧なので、抵抗なく受け入れやすい

  なので特徴的な見た目でも先入観を持たれにくいと思います。

  対戦相手の動きを良く見て、適切な回答のタイミングをうかがっている

  ②感想

   フリップをちょっとしか見せてくれない

   ←おれの着座位置の問題ですw

     
 他にも「変なかぶり物してたメガネの人」とか「ネタ中カミナリを鳴らす人」とか

「ミキのお兄さんの方に似てる人(※)」とか「シャンパン貰った人」とか「おかきさん」

とか気になる人が数人いましたが名前がわかりません。調べようもないのでこんなところに

しておきます。


6.おれ的優勝

  アイドル用語的な優勝という意味です。

(1)優勝
  MCのボニーボニーの衣装忘れた方の人!
  キャラ的には圧倒的ボケなのに、めためたツッコミ名人です。
  この人の的確なツッコミで、回答が何倍も面白くなります。
  イマイチ回答の主旨がわからなかった時でも、独特の「ギギギギ・・・」という

 歯ぎしりみたいな音を立てて笑いをいれます。
  見た目通り面白い人です。

(2)優勝
  MCの坊主メガネの人
  この人もツッコミ名人です。ただボニーボニー衣装忘れの人に比べると「サポーター」

 に徹しています。わかりにくい回答から手際よく「お笑いエッセンス」を抽出して観客に

 サーブします。見事な司会力だと思います。



7.学んだこと
(1)おれはもっと「大笑い感度」を磨かないといけない
  今回、ライブ中相当な時間おれは「取り残された感」を感じました。
  おもしろさを理解するまでに、他の観客の何倍も時間がかかっているのです。
  お笑い感度を上げる為には、日本語だけでなくもっと世間のことを知る必要があります。
  コナン君とかそーゆーのも一応知っておかないといかんなと思いました。

(2)おれはもっと「リアクション」を大きくしなければならない
  面白い時はそれを伝えるだけのリアクションをする必要があります。
  時には「大袈裟に笑う」こともコミュニケーションには大切なことだと思います。


8.その他
  今回ご出演の皆さんはプロの人ばっかではありません。中にはお忍びで参加されてる人

 もいるかもしれません。なのでなかなか難しいかもですが、もうちょい出演者の情報が
 わかるようなインフォメーションがあれば良いなと思いました。
  ユニークなエントリー名の人ならまぁまぁ検索できますが「短歌」とか「おかき」とか
 一般名詞みたいな人は探しきれません。

  せっかく興味を持ったのに、情報がなければそれで興味は立ち消えてしまいます。
 

色々書きましたがなかなか面白かったので、機会あればまた観に行きたいなと思います。
本日は緊急記事でした。

ではまた!